外食M&A⑤

こんにちは!ユニコンの照井です。

前回記載したようにコロナによって、外食M&Aは大きく変貌しました。
外食企業のM&Aが激減し、多くが混乱の中でM&Aどころではなくなって
しまいました。

やっと、今年の夏くらいからコロナ禍のトンネルの先がみえるようになってきました。この11月などは、コロナ前の売上を超えて、過去最高売上を更新したなどと外食オーナーから嬉しい話しをいただくことも増えてきました。
では、アフターコロナの時代において、人気のある外食M&Aの業態は何かについて記載していきたいと思います。


ここでは簡単に4つにわけてます。

日常食業態・・・安定的に収益が見込めるということで人気の業態となってます。特にコロナ禍によって、酒業態が痛い目を受けたので業態の幅をもっておくという意味でも、今まで酒業態を中心に行ってきた企業などが日常食業態をノウハウなどを含めてM&Aで取得したいというニーズなどがあり人気となってます。
専門業態(酒場系)・・・何かしらに特徴のある酒場というものも、M&Aの対象としては、人気のある業態であります。ノウハウ、ブランドなどを取得し、買収企業はそれをもとに出店を加速化させることなどによってより成長することができるということでも買収企業に人気のある業態であります。
総合居酒屋系・・・専門業態で記載したように何かに特徴があれば良いのですが、そうでもないと、まだ宴会需要なども戻ってきていない中でいくとなかなか買い手を探すのが難しい業態ではあります。ただし、このような業態は減ってきてもいるので、この数年を乗り越えていけばまた違う世界があるかもしれません。
インバウンド系・・・これもコロナ禍によって一時は撤退などが増えた業態ではありますが、今後インバウンドが戻ってくることは確実であると考えている買い手企業は多いのですごく人気のある業態になると思います。
今インバウンドに強い業態をもっているところ、またはそのような物件をもっているところは来年以降に非常に人気のあるM&Aの対象になると考えております。

コロナ禍によって一度縮小した外食業界ではありますが、2023年以降は、また成長に向けて加速していくと思います。その際にM&Aというのは最も有効な戦略の一つであるため、来年は外食のM&A市場も徐々に活況になると考えてます。

本日はアフターコロナの中で人気のある業態を記載しました。次回は、アフターコロナの中でどのようなM&A戦略をとるべきかについて記載していきたいと思います。

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