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そもそもM&Aってどういう流れ?

こんにちはユニコンの照井です。

最近は、

M&Aとは

会社分割を活用したM&A➀

会社分割を活用したM&A②

と記載してきました。

本日は、M&Aとはそもそもどのような流れで進んでいくのか
を事例にて記載をしていきたいと思います。

これは、地方都市で、介護施設を数施設を運営している企業の事例です。

経営者は、60代を間近になり、今後の事業承継を検討するようになりました。息子さんと娘さんがいましたが、娘さんは、医学部に行き医者の道に進むことが決まってました。介護と医療とは身近の分野でもあるので漠然と娘に継ぐのも良いと考えていたようですが、結局娘さんは医学の道を究めたい
ということで承継者としては断れた状況になりました。

息子さんについても、自身は自身でやりたい道があり、東京に出てSEの仕事についてました。

そこで事業承継についてM&Aを検討することになりました。

その頃多くの業者からDMなど毎週のように届いており、その中でいくつかに絞り連絡をしました。その中に私も入ってました。

経営者の実現したいことなどをヒアリングして、それがM&Aで今実現できることなのか、または、数年かけて財務状況をと整えたり、事業を成長させてから行うべきものなのかなどを提案させていただきます。そのときに
守秘義務契約を締結したうえで決算書など必要書類をいただき、企業価値なども含めご提案をさせていただきます。

このケースでは、経営者が実現したいことや条件などを今すぐ動き出しても
実現できるのでM&Aで動き出すことにしました。(経験的にこのようにすぐに動き出すケースは10%程度です。)
そのほかの企業様の場合は、数年かけて実現させたい事が出来る状態に支援(伴走)していくことになります。弊社が伴走型支援を標榜しているのはこの伴走をしっかりと行わせていただきたいという思いがありそのようにしてます。

さて、今回のケースですが、動き出すとなったので、弊社と専任の仲介契約書を締結しました。ここで業者によっては、着手金をとる業者ととらない業者に分かれます。(弊社の場合は、完全成功報酬でおこなっているので、着手金はいただいておりません。)

そして、概要書とよばれる、その企業の魅力や財務状況などをまとめた資料を作成してまいります。買い手にとってはこれをもとに初期的判断をしていくものなので、これが非常に重要で、その企業のコアコンピンタンスがしっかりと理解されて記載されているか、買い手にしっかりと理解できる内容になっているかということが大事になります。

この概要書が出来上がるとさあ、買い手を探すという段階になります。

この続きは、また次回記載していきます。




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