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yakkuru1019
上場M&A仲介会社の決算
こんにちは。
ユニコンの照井です。
M&Aの上場企業のそれぞれの決算短信がでました。
その中でM&A総合研究所がかなり厳しい結果となっている。本日は株価もストップ安の展開である。
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昨今非常に伸びていたM&A仲介会社ではあるが、ここにきて少し足踏みしていると思われる。(それでも第1Qの売上41.7億円、営業利益16.8億円は素晴らしい数字であると思うが。)
どこの上場M&A仲介会社も同じなのだが、KPI指標の一つがM&Aアドバイザーの数であると、ただ単にアドバイザーを増やし営業をどんどんさせて売上を上げていくというモデルから脱却できないと考える。(もちろん上場企業のように数値を求めるモデルだとどうしても必要なKPIなのだと思うが。)
![](https://assets.st-note.com/img/1738295909-4JcEPStoQj7qmAR0Yfxv5Hi2.png?width=1200)
上場するとどうしても、数値を上げていかざるえなくなる。そうするとどうしても無理な営業になりがちである。健全に成長していくということは非常に難しい業界なのだと思うし、そもそもそこまで急成長が必要な業界なのかということも思う。
我々のような小規模ブティックと大手は戦略がかなり違う。
小規模ブティックは、1社1社を大切にして、丁寧にかつ専門的に行い、お客様の満足のいくM&Aを実現し、そのお客様からまたお客様を紹介してもらうという好循環を作る。そのために必要な指標の一つは、クロージング率なのだと思う。
契約してもらったお客様がどのくらい確率でM&Aを成就できたのかということが非常に大切な指標であると考えている。
弊社ではありがたいことに、このクロージング率は業界の中では考えられない高い数値を誇っていると自負している。だからこそ、お断りする企業もありますし、時間をかけ、一緒に伴走して支援する企業もある。
弊社は、無理な営業をせずに地に足をつけた成長をしていきたいと思う。