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企業価値をいかに上げるか
こんにちは。
ユニコンの照井です。
企業価値をいかにあげるか。
M&Aにおいて企業価値は、計算方法は色々とあります。
実際中小企業の現場で使われるのは、
EV/EBITDA 倍率法
年買(倍)法
この二つが用いられることが多い。これ自体の計算方法はググればすぐにでてくるので、ここでは割愛。
EV/EBITDA倍率法 はEBITDAに対する倍率をかける
年買(倍)法についても、利益(営業利益であったり償却前利益であったり、経常利益だったり)の倍率をかける
というやり方になる。
そうすると倍率が高いほうが企業価値が高くなる。では倍率はどのように決まるのか。これはある程度業種などで決まるもののそこには幅がある。また必ずしもその幅の中で納まるものではない。
このように、倍率の決まり方が曖昧であるので、その企業価値などというのは本来上記の計算方法では出すことが出来ない。
では、どのように決まるのか。
これは市場の原理で決まる。
例えばこの企業を1億円でほしい人(企業)がいれば1億円になるし、3億円でも買いたいという人がいれば3億円でも売却できる。
では、上の例でどのようにすれば1億円ではなく3億円の価値になるのか。それは、その企業のコアコンピタンスが磨かれているかどうかになるのだと思う。
例えば、誰も真似できない技術をもった企業があれば、その技術を欲しいという人(企業)は多いだろうし自ずと価格は高くなる。
これは、身近な外食企業などにもあてはまる。例えば、口コミ評価が高い店をたくさん運営している企業というのは、欲しいという人(企業9が多くなるので価格が高くなったり、地方でドミナントで展開しており地元から評価されている企業なども同じように企業価値が高くなりやすい。
つまり自社の強みがどこにあり競争優位性がどこにあるかを見極めたうえでそこを磨き続けると自ずと企業価値は高くなる。
これから売却を考える方は自社の強みはどこにあるのか今一度整理してそれが本当の意味での競争優位性になっているのかを考えてみると良いかと思う。