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外食M&A④

こんにちは。ユニコンの照井です。
本日は、前回までみてきた外食M&Aの年代別の状況から変わって、この
コロナ禍によって、外食のM&Aがどのように変化があったかを記載していきたいと思います。


前回みてきたように、コロナ前は、外食M&A全盛時代でありました。
まさに売り手市場であり、売却を希望する企業は、良い条件で売却が
できました。ファンドなども多く外食企業に投資しておりました。また上場企業の多くは成長戦略の一つとしてM&A戦略をあげておりました。
例えば、クリエイトレストランツホールディングスやDDホールディングスなど多くの企業がM&Aにより成長しておりました。
それが、コロナ禍になり、非常に混乱しました。ほとんどのM&Aがペンディングになり、今までのM&Aプレイヤーのほとんどが、それどころではなくなり、一気にM&Aがなくなりました。
そして2022年コロナ禍にやっとあけてくる兆しが出てきており、またM&Aが少しずつ増えてきていると感じております。
一方で、このコロナ禍によって、店舗の業績などが異常値になっており、本来の収益力がなかなかわかりづらく、企業の価値の算定などが非常に難しくなってきているのも事実です。また、売却企業はコロナ前の状態で良い条件で売却したいという思いがあり、また買収企業はコロナ禍によってうけた影響などを鑑み以前より条件を落として買収したいと思いがあります。このミスマッチによってなかなかM&Aが成立しづらくなってきてます。
このような状況がこれから約1年くらいは続き、だんだんと正常化していき、またM&Aがある程度活況になってくると私は感じております。

次回は、ではアフターコロナにおいて人気となる業種というのはどのような業種になるのかについて記載をしていきたいと思います。


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