中小企業診断士の資格とって良かった点
こんにちは。ユニコンの照井です。中小企業診断士の資格をもっているので、5年に1回の更新要件の一つである更新研修の5回のうち5回目を受講しました。
来年が2回目の更新になるので、中小企業診断士をとって10年経ったということになります。ちょっと節目なので中小企業診断士という資格について自身が感じていることについて記載でもしたいと思います。
中小企業診断士という資格自体には、独占業務がないので、あまりとっても意味がないという事がよく言われてます。私自身も、直接的に中小企業診断士としての活動をしていないので、資格を取る必要があったのかな?と思うこともあります。
結論。私の場合は、とって良かったと思ってます。何故か?私が感じているのは、以下3つくらいかなと思ってます。
中小企業診断士になって良かった点
社会人になってから中小企業経営を体系的に学ぶ機会になる
一定の社会的信用になり営業上のプラスになる
診断士ネットワークの活用ができる
社会人になってから中小企業経営を体系的に学ぶ機会になる。
中小企業診断士は、中小企業経営で必要な7教科の一次試験と記述式の4教科の試験からなります。それを合格するためには、1000時間程度の勉強が必要となります。私の場合も2年をかけて行いましたので、1500時間程度は勉強したと思います。
社会人になってこのように強制的に自身をおかないとなかなか勉強する時間も取れないのでそれは有意義な時間になると思います。それが、経営に関わることなのでやっていても結構面白いです。私の場合は、経営の書籍を読む感覚に似ている感覚で勉強していました。なのであまり苦がなく学べるということがこの資格の良い点かと思います。一定覚えることがありますが、他の資格に比較して暗記で詰め込んで勉強するという感覚がないのが私には合っていました。
一定の社会的信用になり営業上プラスになる。
私の場合は、中小企業診断士を取る前からM&A業務を行ってましたが、やはり中小企業診断士をとってからのほうが社会的信用はあるのかなと思ってます。特に、前職で働いていた企業も中小企業でしたので、大手のM&A会社と違い会社の名前で仕事がくるわけではなかったので、自身を知ってもらいそのうえでお仕事をいただくということをしていましたので、その時に資格というのは手っ取り早く自身の能力を一定信じてもらえるということには役立ったと感じてます。また、M&A業務というのは、財務・税務・法務・労務・ビジネスについてなど幅広く知っている必要があり、その点の知識的な補完でもこの勉強は非常に役立ったと感じてます。
診断士ネットワークの活用ができる
これは、積極的に診断士活動をする際には多くの診断士ネットワークの活用ができます。診断士にはいくつかの支部がありそこで、多くの勉強会などが立ち上がっており、そこで色々な情報交換がなされております。また、中小企業診断士が独占業務がないが故に、その幅もいろいろありまたそれぞれのバックグラウンドも様々です。
私は、今まではあまりこのような場には顔出していなかったのですが、来年からは積極的にこのような場にも顔出してみようかななんて思ってます。
本日は診断士になって10年目になるので、あらためて診断士について考えてみました。