2022年12月外食売上をみてみる
こんにちは。ユニコンの照井です。
日本フードサービス協会が発表している、2022年の12月の外食売上の市場動向をみていきたいと思います。
外食全体でいくと、昨年対比で113.3%となってます。また、コロナ前の2019年対比でいくと、94.2%となってます。
11月までは、全体で2019年対比でも100%を超えていたので、年末は外食全体としてコロナ前の水準までは戻っていないことになります。
特に酒場系の業態については、宴会需要が復活してきていないことから、2019年対比で49.2%と非常に厳しい状況が続いています。
それに加え、燃料高や原価の高騰など外食企業を取り巻く環境は非常に厳しい状況といえると思います。
ここまでくると値上げをしていかないと構造的に厳しいのだと思います。今までが安すぎたということもありますが、値上げをしながらいかに顧客を離れないようにしていくかという難しい舵取りが必要なのだと思います。
一方で、ファーストフード業界は、2019年対比で、108.6%と好調さをキープしております。特に洋風ファーストフードについては、125.5%と非常に好調である。
そこでマクドナルドの売上をみてみると、12月期決算は売上計画3330億円ところ上方修正して3500億円(昨年対比110.1%)となってますが、利益は逆に計画350億円のところ335億円下方修正してます。
IRでは、要因を以下のように発表しております。
「急激な円安、原 材料価格やエネルギーコストの上昇といったビジネス環境の変化の影響」
マクドナルドの決算は12月でもうすぐ決算短信がでますのでまた出たらみていきたいと思います。
マクドナルドですら、計画より売上を上げても計画で利益を下げざるえない環境なのだから、外食企業は、本当に大変な時代を生きているのだと思います。なんとかここを乗り切って明るい未来を開いてほしいと思います。
まずはコロナが5類になることで宴会が復活することを切に願います。
日本マクドナルドホールディングス IR👇
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