東京都庭園美術館
2024年10月13日(日)、3連休の中日である。
家人とどこかに出かけようという話になったのだが、前日夜中までどこに行くか決まらない状態であった。3連休だし、どこに行っても混んでいて疲れるだけだという結論だったのだが、最終日は家族がらみの予定があるので、出かけるのであればこの日である。ということで、いろいろ調べて行こうということになったのだが、東京都庭園美術館であった。
JR目黒駅から徒歩10分くらいなので、近い。それでも3連休なので、ネットで11:00からの入場券を予約して出かけることにした。
自分としては、庭園よりも1933(昭和8)年に皇族朝香宮家の自邸として建てられた本館の建物を見たいところであった。
ちょうど旧朝香宮邸の照明に纏わる建物公開がされているということであった。
建物の外観や内部、そして庭園を撮影するので、レンズは何を持っていくか考えては見たものの、やはり前日導入したSUMMICRON-M f2.0/35mm ASPH.の試写を兼ねての撮影をしたいところだ。
SUMMICRON-M f2.0/35mm ASPH.はM11-Pの常用レンズとして導入した。やはり50mmだとどうしても画角的に狭く汎用性に欠ける。50mmを常用としている方も多いのだが、自分的には35mmである。28mmでもよいのだが、良くも悪くもこのSUMMICRON-M f2.0/35mm ASPH.は汎用性という点でメリットがあるという評価のようだ。逆に言うと特徴がないという言い方もされている。
といいつつ、一応28mmと50mmは持参する。
SUMMICRON-M f2.0/35mm ASPH.は、ライカレンズの中ではそれほど高価な部類ではないものの、それでもそれなりの値段である。でもやはりカッコいい。ビルドクォリティもさすがに高い。カッコもいい。SUMMARIT-M f2.4/35mm ASPH.を常用レンズとして迎えることも考えたのだが、デザインが所有しているSUMMARIT-M f2.4/50mmとほぼ同じなので、ここはもう一段頑張りたかったということもある。
到着すると正門のところにあるチケット売場は行列になっていた。スマホのバーコードをスキャンしてもらい、入場券を購入…。しばらく歩くと本館が見えてきた。
早速内装が美しい…。
照明がテーマなので、結果として照明器具ばかり撮影することになりがちであった(撮影した照明器具を全部アップするのも何なので選別してます)。
このレリーフも美しい。
赤坂の迎賓館ができるまでは、何とここが迎賓館であったらしい。
それほど大きい建物ではないと印象であったが、中を見学すると意外と時間がかかる。ただ、迎賓館としては手狭である。赤坂の迎賓館とは規模が全然違う…。
色付きの照明器具はほとんどなかった。天井に写っている透過光が美しい…。
休館と新館をつなぐ通路に印象的なガラスがあって、どの透過光が床に特徴的な影を作っていた。ハート形にも見えるせいなのか、通るほとんどの人が写真を撮っていた。
新館のレストランは満席で、かなりの人が待っていた。
10月は特定の花の季節ではないらしく、かといって紅葉にもなっていないので、ただの緑の庭園であった。
桜の季節や紅葉の季節はいいかもしれない。庭園だけであれば入場料は200円である。
ススキがあったので撮影する。秋だし…。
芝生ではお弁当を持参して敷物を敷いてランチしている人たちが結構いた。ここでランチしたらさぞかし気持ちいいだろう。知っていればおにぎりかサンドイッチ持参で来たのに…。
結局、撮影中にレンズ交換をすることはなく、35mm1本勝負となった。初陣としては大満足の写りである。
カメラ / レンズ:ライカM11-P / SUMMICRON-M f2.0/35mm ASPH.