徳島旅行(3日目)
2023年5月26日(金)、徳島旅行最終日。
2泊3日はやはり短い。すぐ終わってしまう。
まずは日本三大秘境のうちの一つである祖谷渓にある「ひの字渓谷」。祖谷川がひらがなの「ひ」の字を描いて蛇行しているという。
行ったことはないがライン川はUの字を描いて蛇行している「ゲデオンズエック」に比べたら、スケール的には大したことなくて、がっかりするのかなと思っていた。
すれ違いも難しい細い道を車でどんどん山奥に入っていくと、ひの字渓谷に到着した。
結論から言うと、素晴らしかった。曇っているのが残念であったが、渓谷の青い水がひの字を描いて流れていた。思ったよりも大スケールである。秋の紅葉や冬の雪景色もさぞかし素晴らしいであろうことが想像できた。
この3日間で最も感動したスポットであった。
ずっと見ていたかったが、さらに奥にある小便小僧に向かう。
さらにしばらく山奥に車を走らせると、小便小僧に到着。
渓谷に飛び出した岩の上に小便小僧がいた。柵があるので小便小僧のところには行けない。
小便小僧のところでお客さんに説明をしていた観光タクシーの運転手が、小便小僧のところに人が行ったとしたら、岩が崩れるかもしれないと言ってた。結構岩が劣化しているのではないかと…。
来た道を引き返し、祖谷のかずら橋に向かう。
祖谷のかずら橋には、大きな土産店があったので、ここでお土産を買いこむことにした。
昨日渡った奥祖谷の二重かずら橋と同じだ。
渡るのに料金がかかるのだが、体験としては昨日渡った奥祖谷の二重かずら橋と同じなので、こちらは渡らずに眺めるだけにした。
こちらを先に訪問していたら、こっちを渡って二重かずら橋は渡らなかったかもしれない。
かずら橋のすぐ近くに琵琶の瀧がある。名前が似ている高尾山の琵琶滝を思い出す。
あめごの塩焼きが売っていた。風情があったが、写真が下手で雰囲気が全く出ていない…。
お土産を買い込んだ後、昼食。祖谷そばを食べることにする。
祖谷美人にはそば処が併設されている。
テラス席から見る渓谷は絶景だ。渓谷に向かってたぬきが小便をしている。さっき見た小便小僧と違い、こっちは渓谷に向かって水が出ている。
ざるそばを注文しようと思ったが、結構涼しかったので暖かいそばにした。ぼけあげは、香ばしく焼き甘辛く似た大歩危産の油揚げ、だそうだ。
とても美味しくて満足。祖谷そばはお土産にも買ったので、家ではざるそばにして食べよう。
最後のイベント、大歩危峡観光遊覧船に向かう。
宿泊していたホテル近くの遊覧船乗り場まで戻ってきた。
5月いっぱいは鯉のぼりが飾られている。
乗り場まで下りてくると、遊覧船が見えてきた。
名物岩のライオン岩、角度が悪くてライオンに見えない…。
ここから先は急流になっていて、遊覧船では行けないそうだ。ラフティングとかのゾーンになるらしい。
隆起の跡らしい。
出発地点が見えてきた。
本当に美しい渓谷だ。
徳島、侮れないと思った。
渓谷の上を土讃線が走っている。
車窓は絶景なのだろう。土讃線、一度乗ってみる必要がありそうだ。
どうしてもソフトクリームが食べたくて、竹炭抹茶味を選択。普通の抹茶よりも緑色が黒ずんでいる。
あとは高知空港に向かうのみだ。
国道32号線を南下していると、土讃線と並行しているところがあり、列車が走ってこないかなぁと思っていたら、後ろから追いついてきてしばらく平行して走っていた。家人に写真を撮って、とお願いしたらスマホで頑張って撮影してくれたのだけど、なかなか難しかったようだ。でも並行して走っている臨場感はある…。
帰りの便まで1時間だけ余裕があったので、どこか寄れるところがないかと考えたのだが、思いついたのは桂浜だけであった…。
龍馬像の右に立っているのは期間限定で像の高さまで上れる台。近くで見たい人はどうぞ、という感じだが、しっかり料金100円を取られる仕組みだ。
空港からもそれほど遠くなくて寄りやすかったのだが…。
坂本龍馬像って、勝手なイメージで砂浜の近くにあるものだと思っていたが、そうではなかった。
家人と25年ぶりの旅行もこれで終わり。お互い結構年を取った訳で、何だか昔より落ち着いた旅行だった気がする。
結構激しい運転をしても大丈夫だったし、今後旅行をしてもそれほど問題なさそうだ。
カメラ / レンズ:EOS R / EF17-40mmF4L, SIGMA fp / SUMMARIT-M f2.4/50mm, iPhone SE3