鍼治療
2023年6月10日(土)から、鍼治療を再開した。
2021年6月に椎骨動脈解離による延髄梗塞で入院し、4か月仕事を休んだ。リハビリを全力でやったせいか、幸いなことに復職することができた。右半身の温痛覚麻痺の後遺症を何とかしたくて、2か月ほど三鷹の鍼灸院に通ったのだが、会社帰りに寄るのが結構大変で挫折したのであった。効果がよくわからなかったというのもある。
発症から2年経過してしまっているが、家人の職場の人から評価の高い吉祥寺の鍼灸院を教えてもらった。顔面麻痺が2回の通院で治ったという。症状は違うが、再チャレンジしてみることにした。これで効果が見られないようであれば、もう鍼治療はしないだろう。
6月10日は1回目であったが、以前通っていた三鷹の鍼灸院と同じ部位に鍼を打つこともあれば、異なる部位に打つこともあった。鍼を打つとその部位に「ズーン」という痛みとも異なる刺激を感じる場合があるのだが、その回数が多かった。これを「ひびき」というらしい。
1週間後の6月17日(土)、2回目の治療にいった。
井の頭公園の駐輪場に自転車を停め、カメラをぶら下げて井の頭公園経由で鍼灸院に向かう。
ボート場が改修工事にともない6月12日から休止になっていて、なんと休止期間は12月中旬までの予定と書いてある。
スワンの頭部すべてに白いビニールがかけられているシュールな光景…。
天気の良い土曜日の井の頭池にボートやスワンが全くいない。これが半年間続くのか…。
2回目の治療は、より積極的に行われた感じだった。とにかく鍼を打つ度に「ズーン」という「ひびき」を強く感じる。これはもしかしたら効くんじゃないの、と思わせられる感覚だ。
うつぶせになった時、左側の首筋から肩、僧帽筋がかたくなっていると指摘された。実際数日前には左側の首筋から僧帽筋にかけてとても痛く、ロキソニンテープを貼っていたのだ。ここに10本くらい集中的に鍼を打たれた(右半身の麻痺には関係ないかもしれないが…)。ものすごい「ひびき」である。
施術後、左肩が嘘のように軽くなっていた。初めて鍼治療の威力を実感した。右半身の温痛覚麻痺にも効果が出ることを期待しつつ、通院を継続すべく次回の予約をする。
お腹が減ったので昼食に向かう。
満足して、再び井の頭公園経由で駐輪場に向かう。
梅雨の合間の晴れ、陽射しが強烈だ。紫陽花ももう終わりかけかな…。
きっと何をしても楽しいんだろうナ…。鍼治療と対極の光景…。
カメラ / レンズ:SIGMA fp / SUMMARIT-M f2.4/50mm