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センター長として、4年目
いわてデジタルエンジニア育成センターのセンター長として、4年目を迎えました。おかげ様で新年度も変わらず活動できそうです。感謝!
コロナ感染者拡大が落ち着かない状況ですが、徐々に経済活動の規制は無くなってきているように見受けられ、時代が確実に変化してきているように思います。
ここ2年くらいはコロナ禍で自由に行動できない状況でしたが、その中でもオンラインで会議やセミナーを行うなど、新しく根付いた仕事の取り組み方もあります。リモートワークする会社も増え、地方にとってはチャンスでもありました。
センター長として4年目は、しっかりと岩手県の産業振興のために活動して参ります。目まぐるしい変化に対応しながら、時代のニーズに合ったセミナー・講習を実施し、これからの時代を創るプロフェッショナルな人財の育成に努めて参ります。
センターの強みである3Dデジタル技術を柱にしながら、競争力強化に求められる広範なデジタル化も視野に入れたプログラムで、人材育成や企業支援の拠点性を高めて参ります。
3Dデジタル技術をハブとしたデジタル人材の育成、企業の拠点として、センターの利用拡大と県内企業のデジタル化を推進していきます。
社会情勢の変化として、カーボンニュートラルに向けた積極的な行動変容が求められ、サプライチェーン全体を俯瞰したリスク対応の必要性、環境変化に対応するためのDXの取り組みが求められています。
不確実性が高まっていく中で対応するためには企業変革力の強化が必要であり、設計力を強化し、設計から生産までのリードタイムを短縮するフロントローディングが求められています。
また労働力不足が顕在化する中で、少ない労働力でこれまでの生産力を維持し向上させるためには、機械化、自動化が必須であり、想定外の状況変化に伴う生産の繁閑調整が必要となります。
これらに取り組むにあたり、デジタル化は有効なツールであり、デジタル技術人材の育成が益々求められてくることから、岩手県からテクノロジーの先進県を目指し、これからより一層、優秀な人材の育成に努めて参ります。
新たな取り組みとして、これまでは設計開発力の強化として、3DCAD、CAE、3Dプリンタなどの人材育成が主でしたが、今後は生産準備や生産現場においても3Dデータを活用したモノづくりを企業で進めてもらえるように、企業のサポート支援を強化していきます。
設計開発中心からエンジニアリングチェーン全体へ拡充して参ります。
具体的には、3Dデジタル上で組立手順や生産ラインの検討、3Dデータによるロボットのオフラインティーチングなど、生産準備業務のデジタル化支援、生産現場の自動化支援を行って参ります。
生産プロセスを仮想空間でシミュレーションすることで、手戻りの削減、コスト削減、リードタイム短縮につながります。
目指す姿として、提案型・高付加価値型企業へ進化した県内企業の創出です。また、3Dデジタル技術の導入・活用を通じた企業レベルの向上、優秀な人材の地元定着にも取り組んでいきます。そのために企業ニーズの適切な把握に努め、企業レベルに応じた支援を行っていきます。
上記に関して、弊センター単独で動いても効果を最大限に発揮できませんので、行政機関や公的施設と連携は図りながら、岩手県の産業振興のために努めて参ります。
これからも皆様のご協力、ご支援をいただきながら、がんばって参りたい所存ですので、どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。
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