K.N.F 未来塾~初心者でもわかる決算書の見かた(事業性評価って何?金融機関は会社の何処に着目しているか)~
どうも、テルえもんです。
2023年2月24日(金)地元の製造業団体「北上ネットワーク•フォーラム(K.N.F)」未来塾の第4回目が開催され、「初心者でもわかる決算書の見かた」をソニー生命保険さんから教えて頂きました。
財務分析について、決算書を見るポイント、自分が今まで曖昧だった認識がスッキリしました。損益計算書(PL)から貸借対照表(BS)、銀行から見た会社分析について教えて頂き、キャッシュフロー(CF)から見た際の「現金はウソをつかない!」この言葉が印象的でした。
自分の復習も兼ねて、学んだことを少し紹介します。
(※自分がWEBで調べた内容・画像を含みます。)
貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)
財務サイクルの基本として、資金を調達し、投資して利益を得て、利益を資金として、また、投資という流れになります。資金調達と投資について分かるのが貸借対照表。利益について分かるのが損益計算書になります。
貸借対照表とは、右側が資金調達内容で、左側はその資金をどのように活用しているかわかるもので、ある時点での会社の財政状況を示した帳簿のことです。バランスシート(B/S)とも呼ばれる貸借対照表は、資産・負債・純資産の3つの項目があります。左側に資産があり、右側は負債と純資産を記入します。
損益計算書は、会社の利益を知ることができる決算書類です。損益計算書は、収益・費用・利益が記載されており、英語の「Profit and Loss Statement」を略して「P/L」とも呼ばれます。決算時に収益から費用を差し引いた利益を知るための書類になります。
損益計算書から分かる5つの利益として、売上高から材料費などの原価を引いたもので「売上総利益(粗利)」があり、そこから、販売費、管理費を引いた「営業利益」、利息などの営業外費用を引いた「経常利益」、設備故障などの特別損失を引いた「税引前当期利益」があり、そこから、法人税を引いたものが「当期純利益」となります。
キャッシュフロー(CF)
キャッシュフローは、現金の流れです。実際に得られた収入から、外部への支出を差し引いて手元に残る資金の流れのことを言います。損益計算書と異なり、現金収支を原則として把握するため、将来的に入る予定の利益に関してはキャッシュ・フロー計算書には含まれません。
キャッシュフローには、3つの種類があります。
・営業キャッシュフロー
商品の販売やサービスの提供など、会社が日々の営業活動から得た現金を示します。本業による現金の流れを把握できます。プラスであればキャッシュ(現金)を生み出す能力が高いことがわかり、マイナスであれば倒産などの危険性があります。
・投資キャッシュフロー
投資活動によって生じた現金の増減を表します。投資に伴う現金の流れを把握できます。プラスであれば資金繰り悪化により資産を売却している可能性があります。マイナスであれば、会社発展のために投資をしている可能性が考えられます。
・財務キャッシュフロー
営業活動および投資活動を維持するためにどの程度の資金が調達され、返済されたかを表します。資金調達に関する現金の流れを把握できます。マイナスであれば借金の返済が進んでいるのではないかと考えられます。プラスであっても、先行投資をしているのではないかとも考えることもできます。
上記3つのキャッシュフローのプラスマイナスの関係をみることで、会社の状況が推測できます。
自己資本比率
自己資本比率は、「自己資本÷総資本」の計算式で求めることができます。資本のうち返済不要な資産の割合です。一般的に30%以上が良い会社と言われています。
流動比率
流動比率は、「流動資産÷流動負債」の計算式で求めることができます。1年以内に 現金化できる資産額と、1年以内に返済予定の負債額を比較するもので、1年以内の資金繰りの健全性を測る指標になります。100%以下だと倒産の可能性が考えられます。
終わりに
今回は、決算書の見方について勉強したことをキッカケにnoteを書いてみました。お金の流れを把握することは、家庭でも仕事でも大事なことなので、今後も日々、勉強していきたいと思います。