日経平均は下げすぎか?
こんにちは、teruです
今週は日経平均についてです
15~19日の日経平均は39056円からスタートして37068円で引け、およそ5%の下げ場となりました
株価が下がる要因はいくつもありますが、今週は特に目立ったのは地政学リスクでしょうか
イランとイスラエルが報復の応酬を始めたので米国市場を中心に警戒感が高まっているかと思われます
株式はリスク資産なので一般的に景気や治安が悪くなると売られる傾向があるので、今回もそれにあたると思われるのですが、逆にこういったときは最悪を想定して、負けられない投資家である機関投資家が売り込んでいる可能性も高いと思います
またそれもあり、地政学リスク意識での売りは比較的早期に収束しがちである傾向にあるようです
機関投資家の売りという観点では、年初からの日経平均の上昇率が最高点41087円で23%、19日引け時点で10%の上昇と相当順調に伸びているので利益確定の動きもありそうです、証券アナリスト協会の試験でも”アセットアロケーションのリバランスは±10%程度のレンジを取る”と出ているので、現状は上限を超えてきています
米国市場でも小売売上高が上昇中であり、景気の冷え込み→インフレ鈍化→金利下げを期待した買いが先行していたので、利下げを意識したムーブの修正を余儀なくされており、金利の動きに敏感なハイテク株に調整が見られます
特にハイテク株の多いNASDAQ市場が顕著に下げており、今週一週間に関してはNASDAQ指数のほうが大きく下げています
直近は半導体製造装置のTSMCの決算が良好であったものの、市場見通しを下方修正してきたことによって、これまで市場のドライバーであった半導体株が調整を始めているので、同じような理屈で上昇がみられた日本株も苦戦を強いられそうなのが怖い点です
この辺の半導体株がこぞって週末で爆死しているので、週明けの日本の半導体株の動きに警戒感が出てきます
時間外取引ができるPTSを見るとおおむね耐えていますが、ディスコだけ下げているのが気になります
ほかの半導体系の株式で、後工程の代表的なところではアドバンテストも下げている模様
週明け下落の懸念が杞憂で終わるといいのですが
一方で為替は155円手前まで上昇し、輸出企業の業績に貢献しそうです、デンソーやトヨタに注目できるかもしれません
冗長になってしまったのでまとめると
①週明けの市場は気が抜けない、いつ半導体が爆発するかわからず、日経をけん引してきた大型半導体次第で天国にも地獄にもなり得る
②もう少し先に目を移せば地政学リスクの売りも早々に収束し、買い場の可能性がある、業績向上が期待できる機械、自動車の組み入れは良好?
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