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栃木県高校野球「俺的注目選手40人」2024年 春季大会

4月6日(土)に開幕する栃木県高校野球の春季大会用の「俺的注目選手」を今大会も作成しました。
今回はいつもより10人多く、合計40人を紹介します。

「俺的注目選手40人」内訳

 ・最注目選手(写真&選手特徴付き):10人
       → 栃木県の顔的存在の選手

 ・注目選手(寸評付き):30人
       → 上記10人以外で覚えて欲しい選手


※並びは秋の県大会の上位校順、学年順、ポジション順に紹介

※なるべく多くの高校から選びたいので、1つの高校から選んでも5名以内にしています。

<注目選手(写真付き) 10人>

1.小川哲平 (作新学院3年生)

投手 
右投右打
183cm、92kg 
落合中

全国の高校野球ファンやNPB球団から注目されている選手。
最速147キロのストレートを誇るが、ピッチングスタイルとしては常時140キロ前後のストレートに抑えつつ、四隅のストライクゾーンをつくコントロールとキレの良いカットボールなどの変化球で勝負するスタイル。
フィールディングやバント処理も上手く、クイックも速く、ピッチャーとして備える技術は一通り高いレベルにある。
秋季大会では、県大会と関東大会の優勝、神宮大会準優勝にエースとして大いに貢献した。
センバツ甲子園では不調なりに試合を作るピッチングをしたが、消化不良感はある。この悔しさを春季大会にぶつけて欲しい。



2.柳沼翔 (作新学院2年生)

一塁手、二塁手、三塁手 
右投左打
182cm、82kg 
浦和中央ボーイズ

大型で勝負強い内野手。
作新学院としては数少ない県外の選手。父が作新学院野球部OB。
長身を活かした力強いバッティングが持ち味で、公式戦では栃木県大会・関東大会・神宮大会・センバツの全試合でヒットを記録するなど、素晴らしい結果を残してきた。
打線の中心選手として活躍し、明治神宮大会では全試合4番を務めた。
今時点はゴロが多いバッターであるが、本人が「甲子園でホームランを打ちます」とコメントしているとおり、今後は打球角度を上げて長打量産を期待したい。
守備は、中学ではショート、高校ではショート以外を守るなど、一通りのポジションを経験している。



3.小川亜怜 (作新学院2年生)

中堅手 
右投左打
176cm、73kg 
作新学院中等部

県内トップクラスにバットコントロールが良いバッター。
難しいコースのボールを打つことが上手く、インコースの難しいボールには腕をうまく畳んで弾き返すなど高い技術がある。
秋季県大会は不慮の怪我で全試合欠場したが、復帰した関東大会では、ドラフト候補の常総学院・小林や関東第一・坂井からヒットを記録したり、神宮大会の北海戦ではサヨナラヒットを放ったり、その高いバッティング技術を披露した。
一発も打つことができ、常総学院戦ではホームランを放った。
センターの守備範囲は広く、際どいボールにも追いつく球際の強さもある。



4.昆野太晴 (白鷗大足利3年生)

投手、中堅手 
右投右打
180cm、80kg 
七ヶ浜リトルシニア

投打にハイレベルな二刀流選手。
ピッチャーとしては最速148キロのストレートを投げ、そのストレートは見るからに速く、県内では最速になる。
スライダーとチェンジアップの変化球のキレも良く、ピッチャーとしてのレベルは高い。
打者としては4番を務める中心打者になる。
スイングスピードが速くレベルが高い。スイングスピードを活かしたバッティングで、打球はセンターからレフト方向が多く、速く鋭い。
秋の関東大会の中央学院戦では、味方のエラーや不運なポテンヒットなどがあり敗戦した。春の関東大会に進出してリベンジしたい。
複数のNPB球団が彼をチェックしているプロ注目選手である。

※参考動画:
関東大会・秋の中央学院戦。
昆野は4番ピッチャーで出場。7回7失点。4打数1安打。



5.堀江正太郎 (文星芸大附3年生)

投手 
右投右打 
187cm、82kg 
東東京ポニー

ピッチング能力が非常に高い投手。
最速145キロのストレートとキレの良いスライダーやチェンジアップがあり、どれもレベルが高く、打者を打ち取ることが出来る。
タイプ的には打たせて取るピッチングタイプの投手。
テンポが良く、バランスが良い投球フォームで投げる。
秋季大会まではリリーフ起用が多く、秋の関東大会ではリリーフ登板して2回1失点の結果だった。
春の練習試合では先発で調整している。
堀江もNPB球団が注目している選手である。

※参考動画:
夏の甲子園の八戸学院光星戦。
堀江は4回途中から5回まで登板。2回無失点。



6.吉田大和 (文星芸大附3年生)

投手 
右投右打 
185cm、85kg 
上三川ボーイズ

速球派投手。
まず特徴的なのは角度が付いたストレートであり、その威力は十分ある。
変化球は多彩で、中でもスライダーはブレーキが良く効いており、空振りが取れる。
テンポも良い。
昨年は試合終盤で球威が落ちることが見られたが、今年は試合を作っていけるか楽しみだ。
秋季大会は先発投手での起用が多く、春の練習試合でも引き続き先発として調整している。
吉田もNPB球団から注目されている。

※参考動画:
夏の栃木大会の小山西戦。
吉田は初回から4.2回まで先発登板。無失点。



7.椿秀太 (國學院栃木3年生)

左翼手、投手 
右投右打
180cm、80kg 
横浜緑ボーイズ

選球眼が良く、パンチ力もあるバッター。
選球眼が良い為、相手ピッチャーが三振を取りに来た決め球の変化球にも手を出さない。
下級生の頃からずっとクリーンアップを務めてきた。
2年生の時に出場した夏の大会では、打率.417、1HRの成績を残し、県内の2年生では唯一優秀選手に選ばれるなど、大活躍をした。
しかし、秋季大会では、ホームランを2本放ったものの、安打や四球など出塁が少なく、不本意な成績となった。春季大会は復活なるか注目したい。
投手としても出場し、チームを支えている。


※参考動画:
夏の栃木大会の栃木戦。
椿は9回表にホームランを放つ



8.福田昂ノ甫 (佐野日大3年生)

投手 
右投左打 
178cm、82kg
県央宇都宮ボーイズ

最速143キロのストレートが魅力のピッチャー。
コントロールも良く、四球で崩れることはない。
良くまとまっているピッチャーではあるが、秋季大会では、エンジンの掛かりが遅いのか、立ち上がりなど試合序盤に打たれることが目立った。
ボーイズ時代は、現慶應高校の小宅や加藤らと共に戦い、全国大会で優勝した実勢を持つ。(福田は一塁手として出場)

※参考動画:
夏の栃木大会の鹿沼東戦。
福田は9回裏に登板。自己最速143キロを記録。



9.洲永俊輔 (佐野日大2年生)

左投左打
180cm、78kg 
浦和シニア

奪三振マシン。
1年生の夏の公式戦に1試合登板して以降、ケガで秋季大会は1試合も投げられなかったが、秋の1年生大会で復帰した。復帰登板した宇短附戦では4回無失点、打者13人に対し7奪三振を奪うピッチングを見せた。
中学時代に練習で146キロを記録したこともあるストレートと、キレキレのスライダーで奪三振を量産する。
2年生とは思えないレベルの高さである。
サウスポーとしては県内トップクラスで、雑誌「野球太郎」最新号では高評価付で掲載されていた。



10.井上遥翔 (佐野日大2年生)

右翼手、三塁手、一塁手、遊撃手 
右投左打
178cm、83kg 
上三川ボーイズ

とんでもなくスイングスピードが速いスラッガー。
中学時代で既にスイングスピードは驚異の150キロに達していた。バットが最短距離で出てきて無駄がない。
打球の角度を付けることが上手く、フライアウトになっても滞空時間が長いフライを打つことが出来る。
1年生大会では木製バットを使ってホームランを打つなど、金属バットに頼らない技術もある。
本人は木製バットでボールを乗せて打つ感覚が分かりつつあるようで、これからの成長が楽しみな世代No.1のホームランバッターである。


※参考動画:
夏の栃木大会の真岡工業戦。
井上は4回裏に本塁打を放つ。




<注目選手(寸評付き名鑑) 30人>


※名前,学年,学校,守備位置,身長,体重,特徴

11.廣田瑠稀哉 (作新学院3年生)

右翼手、三塁手、右投左打、173/80
バットコントロールが良く頼れるバッター

12.土井雄一郎 (作新学院2年生)

遊撃手、右投左打、170/70
パンチ力があり、小気味よく動くショート

13.松浦舜 (白鷗大足利3年生)

右翼手、遊撃手、右投左打、185/80
強肩でしっかりと打てる大型野手

14.杉山歩夢 (白鷗大足利3年生)

右翼手、中堅手、右投左打、180/65
バットコントロールが良い巧打者

15.中野泰生 (文星芸大附3年生)

捕手、投手、右投左打、177/78 
県内トップクラスの超強肩の捕手

16.栗原星羽 (文星芸大附3年生)

中堅手、右投右打、170/70
走攻守三拍子揃ったレベルが高い選手

17.藤井悠利 (國學院栃木3年生)

右翼手、右投右打、170/76 
打球が速く、長打を量産する俊足のスラッガー

18.高橋心春空 (國學院栃木3年生)

遊撃手、右投右打、170/75 
強肩でどこでも守れるユーティリティキャプテン      

19.中村健大 (國學院栃木3年生)

三塁手、右投右打、181/82
ミート力が高く、守備力も高い三塁手

20.杉原颯太 (國學院栃木2年生)

一塁手、左投左打、175/77
清宮に似たフォームのスラッガー

21.大橋郁月 (佐野日大3年生)

投手、右投右打、180/76 
投球フォームがキレイな右腕

22.神永悠希 (佐野日大3年生)

三塁手、右投右打、184/91 
県内ナンバーワンのパワーのホームランバッター

23.佐川秀真 (青藍泰斗2年生)

遊撃手、右投左打、1725/72
バットコントールが巧みな2年生キャプテン

24.入江祥太 (石橋3年生)

投手、遊撃手、一塁手、右投右打、180/81 
投・遊・4番のチーム中心選手

25.佐々木遼 (小山3年生)

投手、右投右打、171/70 
芯でとらえにくいボールを投げる右腕

26.橋本大海 (宇都宮南3年生)

投手、右投、170/64
変化球と直球のコンビネーションが良い右腕

27.小池良朋 (茂木3年生)

遊撃手、投手、右投右打、169/69
フットワーク軽やかな俊足強肩ショート

28.荒井優輝 (宇都宮北3年生)

二塁手、投手、中堅手、右投右打、174/68
俊足で投・内・外を守るユーティリティ選手

29.斎藤瀧成 (矢板中央3年生)

左翼手、右投右打、169/83
パワーと強肩が魅力で、チャンスに強い右打者

30.市川莉久 (宇都宮短大附3年生)

投手、左投左打、186/75 
長身から角度あるストレートを投げる左腕

31.中村星哉 (宇都宮短大附3年生)

遊撃手、右投右打、171/73 
俊足強肩で小力もあるキャプテン。兄は栃木GBの投手

32.澤野有輝 (宇都宮工業3年生)

捕手、右投右打、177/74
超強肩で長打を打てるキャプテン捕手

33.沼尾優希 (宇都宮工業2年生)

遊撃手、右投右打、172/63 
グラブさばきが良いショート

34.高橋祐士郎 (真岡3年生)

投手、遊撃手、右投右打、179/89
1年夏から公式戦で投げているエース

35.飯村允喜 (宇都宮商業3年生)

三塁手、右投右打、170/78
チャンスに強く頼れるスラッガー、キャプテン

36.野中玲臣 (宇都宮商業3年生)

右翼手、右投右打、180/83
低反発バットで長打連発

37.赤羽根星楽 (栃木工業3年生)

投手、左投左打、174/74
球持ちが良い左腕

38.福田瀧央 (栃木工業3年生)

二塁手、右投左打、170/67
俊足好守のリードオフマン

39.酒井諒 (烏山3年生)

投手、右投、170/60
タイミングが取りづらい右腕

40.須田統大 (栃木3年生)

投手、右投右打、176/70
4番エースでチームを牽引、佐日の結士は双子の兄弟



「俺的注目選手」号とは

栃木県には優秀な高校球児がたくさんいるのですが、それが全国の高校野球ファンにあまり知られてないことを残念に思い、栃木の高校球児をもっと知ってもらいたく、各大会前にこの「俺的注目選手」号を作るようにしました。
これを発行するようになり、選手や保護者やファンの方々から嬉しい反響がたくさんありました。
今後も発行し続けたいので、感想や良い選手情報を待っています。
球場で直接か、X(旧Twitter)やInstagramのDMなどでお声かけください。


<SNSアカウント>

X:https://twitter.com/teru_hanshin

Instagram:https://www.instagram.com/teru_hanshin?igsh=dDRzMDJhaTBwOTFp&utm_source=qr


<お礼>


・まっしゅさん、あやさん、ささん、香音さん、:写真の協力、ありがとうございました。
・ゆうくん:イラストの提供、ありがとうございました。



参考:春季大会トーナメント


参考:秋季大会トーナメントと表彰選手


参考:現役投手 球速ランキング

※公式戦
※130キロ以上


参考:栃木県高野連ホームページ

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