インド旅行記②
2023.9.7
ベンガルール2日目。時差ボケもあり、10時30分に寝て、4時半に目が覚める。外はまだ暗い。眠たかったので二度寝する。
5時半起床。昨日干した洗濯物を屋上に見に行くと何個か落ちていた。そして乾いてなかった。21℃と外は肌寒い。あさのあつこさんの本で【no.6】という本があるのだけど、そこに出てくる西ブロックというエリアとインドが凄くマッチしている。気になる人は是非読んでみてください。
今日の朝ご飯は超有名なビリヤニ屋さん【Shivaji Military Hotel】に行くぞ。と昨日から気合をいれていたのだが、8時に開くからオープンと同時に入れるように店の前につくと、「まだやってないよ、10時30分からだよ」と、先に待ってるインド人男性が教えてくれた。「あなたも待ってるの?」「おれは配達員(Uber Eats的な)だからね」。との会話をしたが、パートナーはインド人を信じていなかったのか、「8時オープンじゃないん?ちょっと中みてくるわ。」と中に入ってしまった。「ちょ!!…皆まだ寝てるよ!!まだやってないって…!!」と止めるインド人を完全に無視して(多分聞こえてない)。インド人の言う通り、沢山の従業員が床で寝ていたらしく、また10時30分に出直そう。と、近くのこれまた行きたかったドーサ屋さんに歩いていく。(あの配達員は2時間半も待つのか…!?!?と首をかしげる2人である。)
ベンガルールの道は場所によるのかもしれないけれど本当に歩きにくい。下を見てないと犬や牛の糞(めちゃでかい)をいつ踏むかわからないし、道路に穴が空いてるし、犬落ちてるし、野菜のクズみたいなのも沢山落ちている。
前を見てないと車やバイクが怖い。つまりめちゃくちゃ神経集中させて歩くので、パートナーが話してる会話は頭に入ってこない。ちょっと言ってる冗談も冷たくあしらってしまう。本当に申し訳無いが、インド初の私にそんな余裕はないのである。
ドーサ屋さん【Sri Raghavendra Davanagere Benne Dose】につく。ここのbennedosa(ベンネドーサ)は昨日食べたのと違い、少し分厚くてホワイトバターがふんだんに使われている。benneとは、カンナダ語でバターという意味で、お店のメニューもカンナダ語だった。超有名なカンナダ映画の俳優さんの写真が飾って(まつられてる)あったりローカル愛を感じた。
ベンネドーサに感動し、ドーサを作る動画も収めれた所でさっきのビリヤニの店に歩いて移動。今度は住宅街を抜けていく。住宅街は車も少ないし、道もそんなに劣悪ではない。何よりかわいい家々を見ながら歩くのはとても楽しい。
そうこうしているうちに10時15分くらいに、再びビリヤニの店に帰ってきた。さっきの配達員のインド人もいた。2時間半待っていたのね…と手を振り挨拶。可愛い。席に座り、トイレに行きたかったので、「HANDWASH」と書かれている所で手を洗い、「トイレもあるやん」と入ろうとすると、「ここ男性用!女性はこっちやで!」と、おじいちゃんが教えてくれる。危ねえ、たしかに男の人ばっかりやなと思ったわ。と、女性用のところに行く。ベンガルールのトイレは場所にもよるが、お世辞にも綺麗とはいえない。少し古い感じのお店などは特に。ここのトイレは便座に座る所のカバーがなかった。普通に座るとお尻が落ちるので難易度高めである。あと、紙は無く、鉄砲みたいに出てくる水で洗ってお尻をふりふりしてズボンを履くのがインドスタイルらしい。私はポケットティッシュを持ち歩いていたので、ジャパニーズスタイルで行かせて頂いた。席に戻ると、パートナーさんが厨房に行き、注文してくれてるのかな?と思っていると「厨房みしてくれるって、写真あかんけど、見に行こう。」と厨房を見してもらえることに。(やっぱりこの人色んな意味で凄いな)となる。超有名なビリヤニ屋さんなだけあり、仕込む料理が規格外である。人1人は余裕で入れる鍋に大量のCURRYが煮え立っていたり、「こっちは仕込んでる最中や」と、見せてくれたやつには、熱せられた油に玉ねぎなどが揚げられていた。更に驚くのは、インド人おやじシェフはその熱そうな鍋を素手で触るのだ。「手どないなってんねやろ…」と不思議だった。ビリヤニは下から火で熱すると同時に蓋の上に熱い石を置いて上下から熱を入れる作り方で作られていた。こだわりのビリヤニである。
ビリヤニをお腹いっぱいたべた後は、パートナーさんがアポイントを取っていた、アチャールを作っているバルカさん(ピックルは北の方ではアチャールと呼ばれる)に、インドで働いている日本人の方も合流して、ピックルの作り方を学びにいく。レモンピックルの作り方を何通りか教えてくれた。スパイスの配合具合や、ヒングをライターで炙って香りを出すこと。凄く丁寧に惜しみなく教えてくれる。(私は英語が話せないのでパートナーさんが色々質問したりしてるのを聞いてただけです。味見はしっかりさせてもらって喜んでただけです。)また、5日後?くらいにお邪魔してその後のプロセスも゙学ばしてくれるみたい。すごいなぁ。
NEXT、【MAP Museum of Art&Photography】に行く。現代アートと、写真などの美術館。セキュリティが凄くて、どの部屋に入るのにも警備員の人がロックを解除しないと入れない。トイレもロックを解除してもらわないと入れなかった。女性をテーマにした作品が展示されており、インドの神様は女性の人もいて、それが現代の人々の女性という価値観にどう影響しているのか。などなど、日本にはない感覚のテーマを題材に表現されていて、写真も絵もクオリティーの高い良い美術館だった。
美術館から歩いてすぐのカフェに行く。薄暗くて「ほんとにやってる?!」みたいなところだけど、なんか凄くいい雰囲気だった。働いてるおっちゃんの制服も白でビシッと可愛いし、来てる人達もなんだか文化人のような感じがして、これは良いところに来たぞ。と嬉しかった。
カフェで休憩した後は、古本屋さんや色んな飲食店の集まるChurchStreetにいく。日本のアメ村?若者が多く、賑やかだった。いぬもそんなに落ちてないし、歩きやすい。Streetartistや出店もあって、ピヤス1つ60円とかで激安だった。
インドの古本屋さんは本が横向きに山積みになっており、Science、History、Cookingなどジャンルごとに別れている。漫画コーナーには、日本の漫画も多くあった。特に手塚治虫がおおかった。あとは、NARUTO、ONE PIECE、などなど。私は本を読むことは好きだが、英語の本は読めねぇ!!ので、「表紙可愛いなぁ〜」と眺めてるだけで楽しかった。
晩御飯は、近くのBAR「Community」という所にいく。眼の前の道路は道幅も広く、車の交通量もとんでもなかった。眼の前に女の子4人組が手を繋いで、渡るタイミングを見計らっていて可愛かった。その子達にコバンザメのようにひっついて何とか道路を渡る。(インドには横断歩道というものがない。そのため、タイミングを見計らって渡るのだが、私がパートナーさんに教えてもらった、1番安心なわたり方は、「インドのおやじにコバンザメ」である。インドのおやじはバリアでガードされてるのか?というくらい、車に当たらないわたり方をする。)
Communityでは、クラフトビールの飲み比べをした。全部で6種類。1番honeyなんちゃらというビールが美味しかった。(ある程度飲んだら、全部美味しい〜!!となる。よね。)ナチョスも、ステーキも、サラダも、美味しかった。スパイスのはいっていない食事をインドに来て始めて食べた。インドの中でもバンガロールはお酒を安心して飲める(特に女性)貴重な街らしい。バンガロール最高ですね。
帰りのオートリキシャが、これまたすごかった。多分新車で、エンジンの馬力やスピードが今まで乗ったオートリキシャの5倍。もう特急で進む。運転手のお兄さんもこれまた負けず嫌いなのか?隙間があればとことん攻める。誰かに追われているのか?親友の結婚式があと10分で始まるのか?子供が産まれそうなのか?親が死にかけてるのか?というくらいに、飛ばす飛ばす。オートリキシャは色々むき出しだから、怖さも倍増。この人マリオカートしたら最強やろなぁ。とほろ酔いの頭で考えていた。(しかも、そのスピード出しながら、YouTubeで何か動画再生してるから恐るべしバンガロールドライバー)
宿に帰宅。疲れたのですぐに寝る。10時消灯は気持ちが良い。