見出し画像

細かい造形でも表面は綺麗にしたい

こんにちは、テルです!

今回はタイトルにもあるように、造形物が細かくて、通常の設定だとうまくいかないな~と悩んだものがあったので、記事にしてみました.
お急ぎの方は目次をご利用ください.

注意事項

場合によりけり、で考えてください.使うとRetraction機能が使えなくなる場合があります.

修正前の状況

今回はこちらのジェットエンジンのモデルを作っていこうと心決めました.

まぁ意気込みはよかったんですが、ブレードを印刷するとブレードから糸引きがひどくてひどくて...(途中で止めました)

画像1

これをCuraで見てみると、下の写真のようになってました.

画像2

画像4

Travelの影響がめっちゃ出てるっぽいんですよね...
特にInfillをちょっと埋めるような部分が大きく影響してる気がします.
本来でしたらRetraction周辺の設定をいじっていけば低減されると思われるんですが、あまり大きな効果がなかったんですよね...

Travelの設定を変更しましょう!

ということで、Travelをどうにかしたい!ということで設定を見てみましょう.

画像3

私はTravelに関してはこのぐらいしか見てないんですが、調べてみると、「Combing Mode」で動きを特徴づけることができるらしい!
詳しくはこちらの記事を参考にしましたので、ぜひ読みましょう!

公式のページではこう言ってますね(GoogleかDeepLにもお助けいただきましょう)

Combing will reduce the chance of defects on outer surfaces of the print by recalculating all nozzle travel moves to stay within the perimeter of the print. This results in greater travel distances, but with a reduced need for material retraction.
”コーム処理は、すべてのノズルの移動量を再計算して、印刷の外周部内にとどまるようにすることで、印刷の外周面に欠陥が生じる可能性を低減します。その結果、移動距離は長くなりますが、材料の引っ込みの必要性は減少します。(DeepL翻訳)”

ということで造形物の外周面が綺麗になるかもしれないとおっしゃっているので変えてみます.

Modeは今のところ4種類ありますね
・Off
・All
・Not in skin
・Within infill

これらがどうなるかについては以下の記事を参考にしてください!実際に印刷した造形の写真付きで効果がとても分かりやすいですよ!!(うまく記事貼れないのなんで??)

Cura Combing Mode

上の記事も見ていただければ、わかると思うのですが、とりあえず「All」か「Not in skin」が効果が高そう...

修正後

こんな感じに設定してみました!
「Not in skin」を選択した理由は、「All」を選んだ時に、Retraction機能が使えなくて失敗した経験があるからです.あとはデフォルトです.

画像5

造形物のPreviewもこんな感じ

画像6

Travelが見えないだけでこんなに綺麗になるんか?
とりあえず印刷です!!

画像7

ええやん!!!!!
あとはサポートをとって、ライターであぶって細かい糸引きを溶かすと...(逆さまにしてしてしまったけどこっちも綺麗ね)

画像8

終わりに

以上のような結果に落ち着きました.おかげでブレード関係はめっちゃ綺麗になりましたので満足です.部品が全部印刷できたら、組み立ての記事でも書くかもしれないです.(Twitterにて時々進捗報告します!)

読んでいただきありがとうございました.もし質問等ありましたらお気軽にどうぞ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?