【2022/第四座】朝焼けに染まる厳冬の谷川岳を見に白毛門へ【白毛門】

谷川岳方面に行くつもりだったんですが白毛門から見る谷川岳が絶景だという情報を手に入れたので3/5に雪が溶ける前に白毛門に登ってきました。

白毛門1

仕事終わりに出発し赤城高原ICで車中泊、土合駅には3時ごろ到着しました。Google mapで調べると白毛門駐車場が出てきますが冬期は雪で埋まっているため土合駅に車を停め登り始めます。

土合駅前には10台ほど停められそうな駐車スペースがありますが、すれ違いは出来なさそうな出入口なので早めに行動した方が良いかもしれません。


(写真は下山時のもの)

初めは国道を歩いて進み、バスの停留所の看板(折れてる)がある雪の斜面を登って登山道に入ります。トレースが無いとわかりずらいかもしれませんが、かなり人が入る山域のようなのでトレースは付いていそうです。

少し進むと川を越えるためにスノーブリッジのように橋の上に雪が積もった上を渡り、林道に入ります。
今年は雪が多いとの報道をよく耳にしますが、確かに過去の山行記録の写真と見比べてみると明らかに多い感じ。

(写真は下山時のもの)

そのこともあり今回はスノーシューを持ってきましたが、なんとアイゼンを持ってくるのを忘れてきてしまい、下山の時に大変な苦労をすることに。。。


地形図を見てもなかなかの勾配であると見受けられますが、確かに登山口からかなりの急登。加えてステップでぼこぼこになった急斜面が溶けて固まりを繰り返して、ツボ足ではかなり登りづらい登山道になっていました。

早速アイゼンを忘れたことを後悔していますが、ここまで来たのに引き返すわけにもいかず登ることにしました。下りのほうが大変なのは容易に想像できましたが、下りの時は下りの自分に頑張ってもらいましょう。凍って固まったステップの端を手でつかみながら、まるで岩場を登るように登っていきます。


急登は急登ですが、歩いた分だけ標高が上がっていくのは気分が良いですね。日帰り装備で荷物が軽いのもありますが、約1時間半ぐらいで松ノ木沢ノ頭と呼ばれる1484mピークに到着しました。

このあたりから木々が低くなり、東には尾瀬方面の山々が、西には谷川岳が見えてきます。
松ノ木沢ノ頭にはスノーブロックで壁ができていました。誰かがここでテント泊したのでしょうか。さぞかし絶景なことでしょう。

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スノーブロックと谷川岳


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松ノ木沢ノ頭から東向き


前方にはこれから向かう白毛門が見えています。標高は1700mほどとあまり高くないですが、谷川岳周辺の山々の稜線は標高2000m弱の山とは思えないほど雄大でフェミニンな美しさがあると思います。

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ここからの登りはさらにきつく、場所によっては大きく雪庇が発達していたり雪面にクラックが発生していたりしました。
若干注意が必要かもしれませんので、雪の様子を見ながら登った方が良いですね。

谷川岳を撮影するにはなるべく標高を上げた方が良いのだと思うのですが、6時に近くなり空が明るくなってきたので撮影場所を決めないといけません。

台状の雪面に三脚を広げてる登山者の横を通り過ぎて、大きな雪のクラックの上にスペースを見つけて荷物を降ろし、撮影を開始しました。

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これまで登ってきた登山道。登山開始から2時間程度で山岳風景の美しさが凝縮されたような景色がみられるのは非常にありがたいことですね。
それにしてもカメラマンのお兄さん凄く良い場所にいるね。


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谷川岳に朝日が入ります。
本当に2000m弱の山とは思えない景色だな。。


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こんなクラックがある上部で撮影していました。
比較対象が写っていないのでわかりずらいですが、落ちたら上がってこられないだろうなと思う程度には大きい。


天文ショーも終わり適当に持ってきたパンをコーヒーで流し込んだら下山開始。正直無事に下れるのかをずーーっと気にしながら撮影していました。

なんとしても滑落するわけにはいかないので、無様ながら危険そうな箇所はバックステップで下り、樹林帯まで到達しました。
まあでも、想像してたよりは大変でなかったですが、アイゼンとピッケルがあったらどれだけ楽だったか。
雪山には必ずアイゼンを持参することを教訓にしたいと思います。(当たり前)


9時頃下山し水上温泉で日帰り温泉に入って帰りました。
谷川岳はアクセスが良くて本当に楽です。
また来ます。

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