めっちゃええ服たち#1
なんか文章が書きたくなってテーマを考えていたところ、自分がハマっているファッションなんか良いんじゃないかと思ったので持ってる服紹介をゆるっと書いていきます。服たちって書いてるけど靴とか小物も出てきます。
Yohji Yamamoto POUR HOMME / ARMY GABARDINE HEM CUFFS COAT
いきなりインパクト強めのアイテム。
これは2023年秋冬のパリコレで発表されたLOOK7の黒一色の異素材バージョン。アホみたいな長い着丈でオーバーサイズ、大きめに作られた襟が存在感を出しまくっている、これぞヨウジヤマモトっていうアイテムです。
アーミーウールという通常のウールよりも厚手で作れていて真冬でも着ることが出来るため、冬にダウンジャケットを着たくないというポリシーを持つ自分にはピッタリ。あのスタイル全く似合わなくて苦手なんです。
基本の形は写真の通りですが、襟を立ててボタンを留めればステンカラーコートにもなります。左側の裏地に隠しボタンが付いていて裏で留めればフォルムが安定し、右のボタンをフルオープンにして裏のボタンだけ留めて布を垂らすように着たりとシルエットを変化させられます。
ちょっと寒くても少し前を開けて布の動きを出して、窓ガラスに写った自分の姿を見てええやんって思ったりするとテンションが上がるわけです。
秋冬といえば服の色味が暗い色に寄りがちな季節ですが、ここまで長く真っ黒なコートを着ている人って中々いないので街中で結構目立ちます。
世間的に見ればかなり異質で個性的なイメージがあるブランドだけど、ブランド全体のテーマの根底にあるのは反骨精神、脱構築なのでそう言ったイメージを持たれることに意味があるように思います。普通じゃないものをデザインしているわけですからね。
ゆえに着る難易度はかなり高めですが、服に着られない自分になるっていうのも1つのモチベーションになります。ショーも出てくるような渋いおじ様の年齢になってもより魅力的に見えるように着続けていきたい一着です。