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ミリPに向けた今日から始める悪役令嬢

アイドルマスターミリオンライブ シアターデイズ通称ミリシタにて「悪役?令嬢」イベントが始まります。(書いてる途中で始まっちゃった。筆おっそ♡くっさ♡)
もうね、ミリシタで悪役令嬢というモチーフを扱ってくれたことに、僕は大感謝してるんですよ。わかるか?大感謝だ。最近してるか?大感謝。大感謝はいいぞ。両親とかに、しような。
あの小笠原早紀さんも、ミリオンの配信で「悪役令嬢作品好きだから楽しみ!」的なこと言ってましたよね。確か言ってた。覚えているんだ。

「悪役?令嬢」の「?」が何を意味しているのか。ただの悪役令嬢ものとは違うのでしょうか。わくわくしますね。
ですがそもそも、「悪役令嬢もの」って何?って思っておられるユーザーの方々もいらっしゃることでしょう。
そこで、人知れず悪役令嬢アニメを視聴しているわたくしが、物知らぬ平民のために「悪役令嬢もの」とは何なのかを教示し、そして代表的な悪役令嬢アニメを紹介して差し上げますわ。
それでは、行きますわよ。


「悪役令嬢もの」とは


悪役令嬢ものとは、女性向けなろう系小説の1ジャンルで、お話の基本的な設定、流れは下記のようなものになります。

主人公は現代日本の女性で、乙女ゲームをプレイしている

死亡などの理由で、自身がプレイしていた乙女ゲームの世界(多くが洋風ファンタジー)に転生

転生先は、ゲーム内で主人公と敵対する悪役令嬢

ふとしたきっかけで、前世(現代日本の女性)の記憶を取り戻す

ゲーム内で、悪役令嬢は非業の結末を遂げてしまうので、前世の知識を活かして、運命を変えてみせるぞー!

……とまあ、一般的にこんな感じです。

「記憶を取り戻す~」のくだりがちょっとわかりづらいと思いますので、もう少し子細を詰めると、元々クソお嬢様として暮らしていた人格が、前世(現代日本の女性)の自分の人格に代わるって感じですね。
過去の記憶連続しているし別人になったってことではないんですが、まあざっくり言うと「カスが急にいい子になった」みたいな。そんなことです。
この辺のフォーマットは理解していた方がすっと入りやすいかもしれません。割とその辺は序盤にさらっとした説明だけで語られます。
主人公もかなり理解が早いです。10秒くらいで「私はあの乙女ゲームの世界に転生したんだ……!」てなります。

……て言うか悪役令嬢って何?誰?


説明としては「乙女ゲームに登場する嫌なお金持ちライバルキャラ」みたいな感じだけど、どうやらそもそも乙女ゲームにはそういうライバル女性キャラってあんまり存在しないみたいですね。

なろうの定番ジャンルの一つ「ゲームの世界に異世界転生」と複合した「乙女ゲームの悪役令嬢に転生した」と言うパターンは非常に多い。
が「なろう」他投稿小説サイトにおいてムーブメントを産み出すまで、実際の乙女ゲームには悪役令嬢なるものは存在しなかったと言われている。
実際ムーブメントの嚆矢となった「謙虚堅実」でも転生先は乙女ゲームの世界ではなく、少女漫画の世界である。

悪役令嬢もの(ピクシブ百科事典)

「典型的なもの」としてのパロディ的な存在が個体数を増やしたものの、特に元ネタがあったわけではない……みたいなことなんですかね。

多分ルーツとしては少女漫画に出てくる嫌な奴とか、なんならシンデレラの義姉たちとかになるのかなーと思います。

それでこの「悪役令嬢もの」の作中で語られる乙女ゲームの悪役令嬢たち、「ちょっと嫌味な子」とかそういうレベルじゃありません。信じられないくらいのドクズであることが多く、周囲から恨まれまくってます。
そして前述した通り、ゲームでは大体死と言う形で報いを受けるため、それを知っている主人公は業を背負わず徳を積み、死なないように頑張る!って流れですね。
ジャンルこそ「悪役令嬢もの」という名前ですが、主人公は悪役令嬢という役割を当てはめられた普通の人という設定なので、基本的には人柄はいいです。
死亡フラグを回避するため&元々人がいいってことで周りに友愛を振りまいてめちゃ好かれて逆ハーレムとかも結構ある典型ですが、ん~これは個人的にはあまり好きじゃないですね。やっぱり孤独に逆境と戦う姿に人は胸を打たれるので。まあ僕の好みはいいか。


悪役令嬢アニメ紹介


それじゃ具体的に悪役令嬢もののアニメ作品を紹介していきます。
いっくでー。

「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」

どことなく伊織っぽい、悪役令嬢カタリナちゃん


こちら商業的には一番成功してる悪役令嬢ものですね。
原作小説がヒットしてアニメを2クール(1クール×2)やって劇場版まで作られました。
また、なんか乙女ゲーム化もしてます。
乙女ゲームをモチーフにした小説が乙女ゲーム界に逆輸入はかなり熱いんじゃないでしょうか。諸説あります。

内容の話ですが、導入は割とオーソドックスです。
高慢でわがままなお嬢様カタリナ・クラエスちゃんが頭を打ったことをきっかけに前世の記憶を思い出し、「あれ?ここは私が前世にプレイしていた乙女ゲームの世界?そして私は悪役令嬢??このまま生きてたら私は破滅してしまう!?よーし、死なないように頑張って生きるぞ~~~!」
……って話です。


「いつ」記憶を取り戻すのか、という問題があるんですけども、本作においては8歳の時です。
元々の乙女ゲームではカタリナが15歳の時点から物語がスタートするので7年前ですね。
なのでカタリナはあらかじめ自身の破滅につながる不安要素を全部取り除くぞ!と他キャラクター達と仲良くなるように努めます。
そして15歳になり魔法学園に入学して学校生活を送るぞーという頃にはメインキャラ全員(含女性3人)から愛されるスーパーハーレム総受け女になっていました。よかったね~。

メアリからの愛がいちばん重い可能性がある

カタリナは、まあ鈍感系(変換で「丼関係」になった。あほ)主人公で、周囲から向けられる恋愛感情には全く気付かず、「素敵な仲間たち~~フゥ~~~~!」みたいな感じで楽しく生活しています。なのでラブ的な要素は薄いかもです。そういうのを期待している場合は肩すかしをくらうかもです。


「悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました」

金髪青ドレスの令嬢アイリーン(あいりまで打ったら予測変換でアイリスオーヤマが出てきた。ちょっと違う)ちゃんが前世の記憶を取り戻し、迫りくる死を逃れようとがんばるお話。
これはね、おすすめです。何がおすすめかと言うと、設定がミリシタのイベントと近いんですよ。
粗く言うとですね、まず悪役令嬢アイリーンが第二皇子に婚約破棄されて彼はピュア令嬢と改めて婚約する。そしてアイリーンは第一皇子に近づく……と言う流れです。侍女こそいないけどいろいろ手伝ってくれるカラス(CV:杉田智和)はいます。
まあ、ほぼ同じと言っても過言ではないでしょう。
なのでジャンルの空気感をつかむためにまず本作に触れるはアリだと思いますよ。

カラス、色々やってくれるんでもはや侍女と言ってもいい


例によって、基本は破滅を避けるために奮闘する物語ですね。原作の乙女ゲームでは悪役令嬢アイリーンは魔王である第一皇子の暴走により死んでしまう……のでそうならないように魔王を篭絡しよう!という発想で近づき、魔王からは「おもしれー女」て思われて……て流れです。いいじゃん。
なので、こちらはラブ的要素結構あります。もう組合せが決まっとるわけですから。悪役令嬢と魔王がイチャついたりなんやかんや……します。

アイリーンが前世の記憶を取り戻すのが結構遅くて、婚約破棄の直前、18くらい?かな?それくらいなので、既に割と悪評が広まってる状態から始まります。そういう逆境をはねのけて頑張る感、結構いいかもです。

また、アイリーンと婚約を破棄する第二皇子、セドリックはまあ悪くて嫌ーな奴で彼が地を這う様を見て僕らはざまあと快哉を叫ぶ、要はざまあ要員なんですが、結構彼もね、後半味がしてくるんですよ。悪いっていうより、弱くて情けない男なんですよね。その辺の妙味もあります。


「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。」

こちら、イチ押しです。一番好きかも。設定としてはおおむね基本通りなのですが、大体の悪役令嬢はまあそれなりの爵位を持った貴族の娘ってくらいの感じなのに対して、本作の悪役令嬢であるプライドは、第一王女で王位継承者です。
これは珍しい……かどうかはわからないけど、王である彼女は為政者としての強い責任感を持っています。
なので「自分の破滅を避けるため~~」じゃなくて「この国の破滅を避けるため、民の安寧のために運命に抗う」というような思考様式をしています。正直、魂のステージが違いますよね。
いや、別に自己の救済のために戦う悪役令嬢たちだって決して自分のことしか考えてない利己的な人間ってわけじゃありません。なんなら結構人助けとかします。
でもやっぱり、原初の在り方って大事じゃん。「人のために生きる」という、崇高でありながら歪な形を愛したいじゃん。
……っていう、ね。感じです。

現代日本の女子が18歳の春にトラ転(トラックに轢かれ死亡し転生、の意)した悪役令嬢のプライド(イメージカラー:赤)は8歳の時に前世の記憶を取り戻し、自分が乙女ゲームの世界のラスボスに転生してることに気づきます。ゲームにおいては外道女王プライドのせいで国がめちゃくちゃになってしまうので、運命を変えるために頑張るぞい……って流れですね。
元々のゲーム内のプライドはちょっとどうしようもないほどのクズです。少女の時分に、小さな少年に隷属の契約(命令に逆らえない呪いのようなもの)を施し、命令して彼の母親をその手にかけさせるとかいう、ちょっと口にするのもはばかられるようなことをしています。作中ではそうする前に前世の記憶を取り戻してるのでよかった。
そんなカスに転生してしまったことで自身の存在を嫌悪してる節もあり、それも相まって、より利他的に動いてるような気もします。メサコン的な。
元の乙女ゲームではプライドは主人公であるティアラ(プライドの妹で第二王女)に倒されて国に平和が訪れて皆が平和にすごす……てなるんですが、どこかその可能性も受け入れているような、自分をあまり大切にしていないところがあります。
自己の価値を軽視した利他的な哀しいヒーローって、ええやん?
まーでも安心してください。ゆーても女子向けコンテンツなので、プライドちゃんは周りのイケメンたちから結構愛されてます。よかったぁ。


「私の推しは悪役令嬢」

こちらはちょっと変わり種かもしれません。
悪役令嬢ものと言えばまあ当然基本は悪役令嬢に転生するのですが、本作では転生先は乙女ゲームの主人公です。そして前世の推しキャラであった金髪縦ロールツンデレ悪役令嬢にすきすきちゅっちゅ攻勢をかけて「いい加減にしなさい平民!」となじられる百合作品です。コミカライズが百合姫で連載されてるのでこれはもう名実ともに百合作品ですね。

主人公、レイは作中でもはっきり「同性が好き」って明言されてるんだけど、じゃあなんで乙女ゲームのヘビーユーザーなんだろう……やるなら百合ゲーじゃないの?そういうもんでもないのか?わからねーけどよォ!

んでまあ百合アニメといえど乙女ゲームの世界なので、攻略対象キャラであるイケメンたちもわらわらいます。なんならヒロインのクレア様はセイン君ていう第二王子のことが好きなので、百合作品に男キャラが出てるのを見ると溶けて塩になってしまうタイプの妖怪の方は観ない方がいいかもしれません。
とはいえ男性キャラたちはまあ添え物程度なので、基本的には主人公レイちゃんとヒロインクレアちゃんの愛の物語と考えて……まあ差し支えありません。
ミリシタの悪役?令嬢の作品名は『悪役?令嬢~婚約破棄されたので侍女と幸せになります!』なのでこちらも百合作品の可能性がありますよね。隙あらば類似点見つけていけ。

ヒロインのクレアちゃんは悪役令嬢とは言ってるけど、主人公のレイちゃんにだけ当たりがキツい、ちょっと意地悪なお嬢様ってくらいなので、そこまで悪悪してるわけじゃないです。序盤こそレイちゃんに水ひっかけたりしてたけど、まあそれくらい。悪い人……こわい……て方も安心して観られそうです。


「ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん」

乙女ゲームの世界に天の声として現代日本の男女が副音声みたいにちょっかい出す、って話っぽいんですけど、ごめんなさい。ノリがキツくて見てらんなかったです。
いやでも僕はほら、ツンデレ好きじゃん?見続けたら楽しくなってくるような気もするんですよね。
なので今後また再挑戦しようと思ってます。その時まで一旦保留で。

いやあたぶんそんなことはねえとおもうぞ


終わりに


長々と書きましたが、悪役令嬢もの、楽しいので、これを機にみなさんもどうでしょうか、っていうお話でしたね。
今期もいくつかやっております。

要チェックやでほんま。


……というわけで、ミリシタの「悪役?令嬢」楽しみですね~。
イベもそうですが今後発売されるドラマCDも見逃せません。
お話し的には多分異世界転生要素はないと思いますが、まあ別にそこはマストってわけでもないので。今期やってる「ループ7回目の~」も(多分)異世界転生じゃないパターンですし。


当記事、もっと早く書き上げたかったのですがダラダラ生きてるので出来なかった。つらい。最近は鉄拳で忙しかったな……。

リリ史上最強のリリ、北上麗花ver.


見たらこの記事書き始めたの11月4日だった。さすがに改めた方がいいかもですね。
でも書き終えただけえらいですよ。今ではそう思ってます。


はい、じゃあイベント走る人はがんばってくださ~~~い~~~またね!!!!!!!


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