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ワーママ転職の難しさ

現在ワーママ歴5年。同じ会社に10年近く在籍している。ワーママとなってからも、サラリーマンとしての自分は仕事の効率化や調整に尽力して、時短の身でも前任者より結果を残した、という自負がある。そして、サラリーマンである以上、会社から金銭でも評価されたいと思う。

しかしコロナ禍以降、会社は不調で、上がるどころか全社給与カットという状況。さらには最初所属していた部署は消滅していて、私が強みとしているスキルを使う場所がなくなってしまった。私は転職活動をした。今の会社より私のスキルを活かせて、見合ったお給料をくれる会社があるはず。

しかし。

受かるかもわからない会社のために企業研究をし、面接の時間を捻出し、落ちる。転職活動では、それをある程度繰り返す必要がある。

転職活動はとてつもなく疲れるのだ。

転職できたとしても、慣れない環境でまずはフルタイムで慣れる必要がある。慣れるまでの数ヶ月は家族にもしわ寄せがいくだろう。ハッキリ言って辛い。

私の本音は。

日が暮れてから保育園に行くより、早くお迎えに行って子どもたちともっと時間を一緒に過ごしたい。あっという間の幼少期なのに、無理してお金や評価のために転職する必要があるのか。

だけど今の会社にこれ以上、在籍することにも意味が見出せない。こんな悩みの無限ループ。

子どもを持つ前は、自分の持てるエネルギーを存分に仕事に費やせた。残業もできたし、身軽に転職することもできた。そのエネルギーの向かう先は、今は家族であり、会社ではない。サラリーマンとしての望みもあるけれど、優先順位が今は違うのだ。

ワーママの転職が難しいのは常々聞いていたが、社会の制度の話かと思っていた。それもあるかもしれないが、母親としてのシンプルな望みを手放すことが1番の難所だった、という話。

私の結論は、とりあえず今の会社は辞めて心をリセットする。一度扶養に入れてもらって、保育園を利用できる条件でやりたかったことをやってみる。それからもっと収入が必要なら時間に融通のきく仕事を探す。大きなものを手放せば、それに見合う新しいものが入ってくるはず。

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