1stEP-Chalice Of Hidden Handsについて
1stEPを公開して1年経ったので振り返ってみようと思います。
①制作の背景
TERROR BLINDとして活動し始めたのは2018年の夏ごろになります。
曲を作ったりしていたのは10年くらい前からなんですけど、ある時期を境に作曲が全くできなくなってしまいました。就職して学生から社会人に変わるという外的な変化があった時に、自分の中で何かが失われてしまいました。言葉で説明するのが難しいんですが、感受性というか自分のアンテナというかそういうのがなくなり、インスピレーションが全く生まれなくなってしまいました。仕事で擦り切れてしまったのかもしれません。ギターは弾いていたんですけど、曲ができないのでDTMもほとんどしていませんでした。
でもなんやかんやこのままじゃいけないと思い立ったのが3年くらい前だったと思います。そしてタイミングよく、尊敬する人に自分の曲を聴いてもらった時に、「何もしないのもったいないよ」と言ってもらったのも大きかったです。というわけでギターを猛練習したり、作曲に励んだり、ほとんど忘れていたDTMの使い方を思い出したりして作ったのが、2018年に公開したUnder Disasterという曲です。
この曲を作った時に自分のやりたいことの方向性が見えた気がしました。元々アルバムを作りたいという思いがあったんですが、コンセプトを考えたり曲を揃えたりするのに時間がかかりそうなので、DTMの修行も兼ねてまずEPにしようと思って作ったのが今作です。
②EPのテーマ、ジャケット
持ち主に不思議な力を与えると言われているChalice Of Hidden Hands、「隠し手の聖杯」にまつわるエピソードについて書いた曲・・・ですがタイトル見てもらえば分かる通り某ゲームシリーズから多大なる影響を受けています。Abyss Walkerとかそのまんまですよねw Chalice Of Hidden Handsというタイトルは自分で考えましたがすごく気に入っています。
ジャケットはcanvaという色んなデザインが作れるサイトで作りました。
③サウンドコンセプト
とにかく速い曲を詰め込んだアルバムにしようと意気込んだ結果、ほとんどの曲がBPM250超えというただの筋トレみたいな曲ばかりになっています。自分のスタイルを模索しながら作っていたので、色んな要素が入って散漫な印象すらあります。今聞くとスラッシュっぽい曲とメロデスっぽい曲と明確に分かれている感じがしますね。スラッシュビートをあんまり使ってなくてスラッシュメタルになり切れていない部分があり、作曲能力が低かったんだなぁと思います。
ミキシングはめちゃくちゃ適当にやったので、プロジェクトデータ見るとヤバイですw ボーカルもスタジオで5曲3時間で録ったのでかなり荒いですね。なんかすぐ公開したかったのでサウンド周りはかなり荒々しいと思います。
④楽曲解説
1.Bloodletting Disaster
この曲は2018年に公開したUnder Disasterをリアレンジした曲です。序盤の単音リフ、5弦ブリッジミュート、メロディアスな中間パートなど自分の好きな要素を全て詰め込んだ曲なので代表曲なのかなと思います。1stアルバムに更にブラッシュアップして再録する予定です。
2.Abyss Walker
Akaniというアンダースビョーラーが参加していたバンドがあって、メロデスとハードコアが混ぜあってすごくかっこよかったので、そういうのやってみたいなと思って作った曲です。個人的にはすごく気に入っています。
3.Before The Light Torches Us
自分の好きなメロデスを作ろうと思って作った曲です。気づいたら中盤に叙情パート挟んでいたんですが、こういうの好きなんですよね。叙情パートの歌詞が難しくて、試しに歌ってみたらダサすぎて吹いてを何回か繰り返した記憶があります。
4.Betraying The Myth
とにかく速くて激しい曲を作ろうと思って作った曲です。弾くのが大変だった記憶があります。
5.Saw Cleaver
クロスオーバースラッシュを一曲は入れたい!と思って作った曲です。モロ過ぎて浮いているので反省してます。
このEPを作ったことで学んだことがいくつもあって、思い出深い作品です。
学んだことは現在制作中の1stアルバムに活かされていると思いますので、リリースされたら聴いていただけたらと思います!
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