混迷の先に未来を描け 識者が問う地域金融の真価 第5回テラロック
いま必要なのは、見えない未来を信じる力—。新型コロナウイルスの感染拡大で多くの事業者が営業不振に陥る中、5月24日、公務員の寺西康博さんは「疾風勁草 試される金融」をテーマに第5回テラロックを開いた。オンライン形式の議論に登場したのは、日本資本主義の父と称される渋沢栄一の玄孫でコモンズ投信会長の渋澤健さんら3人の識者。危機的状況で金融の果たす役割は何か。渋澤さんは、実業界に偉大な足跡を遺した高祖父の言葉を借りながら、先の見えない状況だからこそ「できるかできないかではなく、何