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Ⅰ-#6 シートの作成方法(2)

シートの記入方法(2)

次は内容の系列です。この系列は同じ校内で共通して実践している人同士で使うのであれば、省略してもかまいません。
他校の先生と活用する場合には、記載する必要があります。

記載のポイントは計画として記載されている内容と、実際に児童生徒が活動している内容との間には、ニュアンスの違いが生じる場合があることです。例えば、下記のような記載になるかも知れません。

この事例では、「ⅱ―a 計画の概要」はごく一般的ですが、「ⅱ―b 児童生徒の活動の内容」は生徒の体験の側から見るとやや教育的な色合いの強い(悪く言うと説教くさい)内容となっています。

最期に成果・問題点の系列です。ここでは「ⅲ―a 数値化されている成果・問題点」、「ⅲ―b 数値化されていないがかたちになっている成果・問題点」、「ⅲ―c カタチになってないが感じられる成果・問題点」に分けて記載していきます。

この記載例を「ⅲ―a 数値化されている成果・問題点」について見ると、保護者にからするとそれなりに好評ですが、生徒の側は可もなく不可もなくと行ったところです。

「ⅲ―b 数値化されていないがかたちになっている成果・問題点」については、やや形骸化が進行しており、受け入れ先からも評価いただいているところとそうでないところがある様子が記載されています。

「ⅲ―c カタチになってないが感じられる成果・問題点」については生徒にも教員にも学習以外の部分で効果がある一方、当初のねらいの職業のリアルという点では、課題がありもしかしたらそれが受け入れ先の温度差に繋がっているのかも知れません。

シート全体をみるとつぎのようになっています。


次回はこれらをどのようにして学校改善に活用していけるのかについて説明します。