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Ⅵ-#9 シートの作り方(4)

今回は図の左下の拡大動機(Empowerment)の部分です。
拡大動機(Empowerment)とは、より深く活動に参加してみたいと思う動機づけについて記す部分で、この部分が次年度以降のプログラム活性化についてのモチベーションアップにつながります。

このエリアは「児童生徒」、「教員集団」、「地域・保護者」それぞれの拡大動機の欄でできています。


例えば前回紹介した探究的活動の事例からは次のような記載例を考えることができます。

1.児童生徒の拡大動機

「児童生徒の拡大動機」は、このプログラムがその後、「もっと学びたい」「後輩ももっとこの活動をやってほしい」との学習にどのように生かされるかについてです。

事例のようにビジネスアイデアの探究であれば

  • 地域がより身近に感じられる

  • 人前で話す自信につながる

  • 将来不安の軽減

といった意味での動機づけが考えられます。

2.教員集団の拡大動機  

「教員集団の拡大動機」は、このプログラムが学校や教員にとってのやりがいとなる部分で例えば

  • カリキュラムの目玉づくり

  • 探究的学習の支援スキル獲得・向上

  • 教員間の教科外協働体験

といったことが考えられます。

3.地域・保護者の拡大動機

「教員集団の拡大動機」は、このプログラムを支えたいと思う気持ちに関する部分で例えば

  • 教育を通したつながり(参加企業)

  • 家庭での地域話題の増加(保護者)

  • 地域の一体感が高まる

といった要素が考えられます。

(次回に続く)