Ⅵ-#8 シートの作り方(3)
今回は図の右下の発展性(Development)の部分です。
このエリアは「波及効果」と「学習の発展活用」の欄でできています。
「学習の発展活用」とは文字通り、そのプログラムがその後の学習にどのように生かされるかについてです。
しかし、プログラムの効果とはそればかりではありません。
プログラムの実施が目的外のところで発揮する影響を「波及効果」と呼ぶことができます。
例えば前回紹介した探究的活動の事例からは次のような記載例を考えることができます。
1.学習の発展活用
「学習の発展活用」とは文字通り、そのプログラムがその後の学習にどのように生かされるかについてです。
例えば事例のようにビジネスアイデアの探究であれば
キャリア教育・進路相談
国語の表現
社会科の産業・公民
経済・金融教育
等への応用が考えられます。
2.波及効果
もちろん、プログラムの効果とは学習ばかりではありません。直接的・間接的に及ぼす影響を「波及効果」(外部効果)として考えてみます。
例えば事例の場合であれば
学校外ネットワークの広がり
教育活動への協力者の獲得
保護者とのパイプの広がり
学校のアピール
教員間の協働性向上
といった効果が考えられます。
(次回に続く)