Ⅱ-#7 シートの活用方法
課題対応マップの活用方法
この課題対応マップ、第一義的には個人で学校の様々な課題を俯瞰して、改革を焦点化する戦略を描くために作るものですが、それ以外にも使用方法があります。
筆者はこのシートを研修会で時々作ってみては、グループで意見交換をしてみることがあります。お互いに説明しあい、見比べてみるとわかったつもりでいても他人にはうまく説明できなかったり、人から意見をもらってそこから新たな戦略が生まれるというようなことがままあります。
実はそうした、説明や理解の「つまずき」こそが戦略を練り上げるチャンスです。
というのも、学校のリーダーは孤独なことが多いので、自分ではバランスをとっているつもりでも、どうしても戦略に偏りが出たり、はたから見ると無理なことを力技で押し通そうとしてしまうことがあるからです。
このシート、一人で作って頭を整理するだけではなく、複数の人で共有し、活用してみることで、組織や個人のリフレクションのチャンスになります。ぜひご活用ください。