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2.副業のメリット(1)経済的メリット

では、学校の先生が副業することで、どんなメリットがあるのか。大きく次の5つに分けて考えてみたい。

  1.  経済的メリット

  2.  生きがいの追求

  3.  学校教育上の意義

  4.  学校にとっての意義

  5.  変身資産

副業をすることでまず挙げられるのは経済的なメリットだ。筆者の知っている学校の先生方は、どちらかというとお金には無頓着な人が多い。けれども学校の先生にも生活はある。同じ仕事をするなら一定の収入があった方がいいに決まっている。

現在の部活動のあり方は「やりがい搾取」に近いが、これが副業として認められれば、よりフェアな労働環境に近づけることができる。

例えば、一回1万円(税引後)で月に4回程度(学校と同程度の時給換算なら2~4時間程度)、40年間にわたり副業をすると考えてみよう(実際部活動等でそのくらいの仕事をしている教員はざらにいる)。年間48万円なので40年間で副収入の合計は大体2000万円弱となる。

その副収入だけで、かつて言われた老後2千万円問題が解消される計算になる。けれどもこれはすごく控えめな計算だ。長期間の運用には複利の力が大きく働くからだ。

例えばこれを比較的リスクの小さい株式等に投資して平均年利3%(決して盛った数字ではない)で運用したと仮定してみよう。

複利の積み立て計算は下記サイトで簡単にできるのでやってみた。

次のように年利3%で計算してみると・・・ 

↓すると40年間で3,200万円(税引き後)以上のお金を手にすることができるという計算結果がでる

よほどの資産家でもないかぎり、これだけの経済的余裕があるのとではその後の人生は大きく変わる。もちろん、それまで待たずに経済的により豊かな生活を送ることも可能だ。

(次回に続く)