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#10 三度目の挑戦
新しい石窯オーブン新たに造ってみたいのは山々なのだが、
レンガ造りの問題は、木と違って劣化の心配がない代わりに簡単には作り替えられないということだ。
気がづけば最初につくったバーベキューコンロには苔や草が生え始めていた。
いくら山奥でもこれでは見苦しい・・・ということで最初の試作品として造ったバーベキューコンロを改造して、新しくすることにした。
![](https://assets.st-note.com/img/1692062238976-B7qjXLOece.png?width=1200)
改造計画は次の通りだ。
まずは第一の試作品(上の左側)の中央部の断面図は下の図のようになっている。
![](https://assets.st-note.com/img/1692062794335-SGCyRIuz7I.png)
これを下↓のように作り替えるのだ
![](https://assets.st-note.com/img/1692063088413-qmhDcqVGxa.png)
改造ポイントは次の4点。
第一に、調理室の内部をレンガで囲うことで内部全体を暖められるようにして石窯として使えるようにする。
第二に、炉床を上げて空気が下から入るようにする。これによって、調理スペースの高さを上げることもできる。
第三に、煙突部を設けて、空気の流路を確立する。自然の火を使う装置は風の通り道が命だ。空気が常に抜けるようにすれば、火付きがよくなり、炉内が暖まるのも早まる。しかし、一方で熱を逃がさないようにもしなければならない。この点については工夫のしどころだ。
第四に、開口部はガバッと空くように。大判のレンガを開口部に使用することで、蓄熱性能と使用時の使いやすさを両立させる。
(次回に続く)