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みんなのレオ・レオーニ展

レオ・レオーニ展に行ってきました。

絵本を出す前のカンヴァスの作品、ニューヨークでデザイナーとして活躍していた頃の広告作品、そして大量の絵本原画。

興味深かったのは、デザイナーとペインターの間の意識。
彼は広告デザインをするときも常に手を動かし、「物語る」デザイナーであろうとしたという。

今日の雑メモ。

“多義性:色々なものを同時に表現する”
(作品に重要なのは多義性だと作者はいう)

“まず本物を見せてそのあとのフィクションを信じこませる”

“あるものをつくるにはプランが必要で、思いつきとインスピレーションだけではもたない”

“美しいものつくったとき、迷わず人にあげる喜び”
(ビデオより:作者は子供が羨ましいと。素敵なものをつくったら、迷わず母親や友達のところにいってすごいでしょ、と自慢する。大人になってはそれはできない、と。わたしが思い出したのはむしろ、素敵なものが手に入ったら、まずは人にあげる、という子供の素直な行動。)

なんびきものねずみが描かれている。同じようで、微妙に違う。それらを見ていくことで、思い出させてくれたことがあります。

なんでもいきなりは出来上がらない。という当然のことを、私はいつも忘れてしまう。作らなければいけないパーツがたくさんあった時、(それは画面の大きな絵でも、いくつものプロセスを要するイラストやデザインでも)目の前のことに集中できず、仕上がりだけを夢見てしまうから創作が苦しくなる。
一枚一枚のページ、ひとつひとつのモチーフ、一線一線、それぞれに愛を込めて 作りこんでいけば、成果物は少なくとも、納得に近づくはずなのだと思います。

石。展示されていたすべすべの石が可愛くて、つい描きたくなって。

買ったポストカードたち

①マシューのゆめ

読んだことなかった一冊。一緒に行った方が、あなたにはこれ、と言ってくれたのでその場で読みました。なので記念に買った一枚。画家になったマシューの、素敵なお話。

②アレクサンダーとぜんまいねずみ

小学校2年生の教科書で読んだ、大好きなお話。私は2月生まれなので、「紫の小石」はアメシストだと昔から信じ込んでいる。

③チコときんいろのつばさ

あまりの美しさに購入。鳥、大好き。

あと、定番スイミーはやはり美しくて、友人のお土産に買いました。

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Erico TERADA
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