【手帳デコ・コラージュ講座#15】ひと味違うクリスマスデコ3つのコツ
本連載は「自分に見せて楽しむ、簡単な手帳デコ・コラージュ」がコンセプトです。
元々好きな方はもちろん、あまり得意ではないけれどやってみたい、手帳やノートを可愛くしたい方へ、仕組みやポイントを不定期連載でご紹介します。
連載15回目は、ひと味違うクリスマスデコのコツを3つお届けします。
なお、今回は中級~上級のものが含まれます。
作例の全体図より、あくまでコツを参考にしていただければ幸いです。
街やプロのデザインはヒントの宝庫
ひと味違うヒントやアイデアは、観察・分析力を働かせるだけで誰でも見つけられるものです。
では、どのように見つければいいのでしょうか。
過去の連載記事でも紹介したように、キーとなるのは自分以外の人やものです。
街のディスプレイ、ポスター、お店の商品、ポップは随所にプロのデザインが光っています。
オーソドックスなデザインやイメージからどのように発展させているのかを分析すると、おのずとヒントは発見できるはずです。
参考になりそうな場所が身近になければ、インスタグラムやピンタレスト、Googleなどで画像を検索するのがおすすめです。
クリスマスデコ・コラージュのアレンジのコツ3つ
ここからは、アレンジのコツと作例を紹介します。
実際に筆者が街を歩いて得たヒントを元にしたものです。
まずはクリスマスの定番色を挙げてみます。
画像のように、赤・緑・金・白・焦茶あたりがオーソドックスな色といえます。金は好みで銀に置き換えてもよいです。
これらをベースに、どのように発展・変化させるかご覧ください。
①色を明るくするor暗くする
定番色を押さえながら、全体的に彩度を落として落ち着いた色合いにしました。
明度を上げると柔らかく、彩度を下げると大人っぽいイメージになります。
②メイン色の比率を大幅に変える
こちらはパステルグリーンを基調にしました。
メイン色に据えられることが多い赤を最小限に抑え、モチーフや写真シールでクリスマスらしさを演出しています。
①の「色を明るくする」要素も取り入れたコラージュです。
③定番色にプラス「もうひとつのアクセントカラー」
かなり賑やかなクリスマスデコとなっていますが、どこを工夫したかお気づきでしょうか。
こちらのデコには、淡いブルーの素材を「もうひとつのアクセントカラー」として混ぜています。
配色の基本に「メイン・ベース・アクセントカラー」という技法があります。
それぞれのカラーに対し、バランスのよい比率が存在するのです。
この作例はアクセントカラーをさらに1色加えた、上級のコツです。
難しく感じるかもしれませんが、ほかのデザインをよく観察すると「この色を加えると新鮮、きれい」と思える隠れたアクセントカラーは必ずあります。
オリジナリティを出したい方はぜひ取り入れてみてください。
おまけ…ハロウィンデコ
こちらはハロウィンの手帳デコです。
②の「メイン色の比率を大幅に変える」を試したベータ版といえます。
メインに据えられやすいオレンジを控えめにし、黒をベースにしました。
さらに紫の素材を使い、ポイントで③の「もうひとつのアクセントカラー」緑を加えています。
おわりに
今回はひと味違うクリスマスデコのコツ3つをお届けしました。
定番色もよいものですが、自分なりに取り入れたいヒントを盛り込んだデコ・コラージュは思い入れが増します。
繰り返しになりますが、今回は作例より、アレンジのポイントを参考にしていただければと思います。
まずは街に溢れるデザインやネットから、ワクワクするような工夫・色づかいを探してみてください。
得たヒントはクリスマスに限らず、お気に入りのデコやコラージュを作る楽しみをより引き出してくれることでしょう。
※参考サイトはこちらです。
【配色の基本】面積比(メイン、アクセント、ベース)と色相分割【Adobe Color CC】 - クモのようにコツコツと
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