4月米輸入物価指数の予想上振れで、ドル円155円台まで買い戻される。
【5/16相場概況】
東京時間、ドル円は昨日の下落基調を引き継ぎ、売りが先行。本邦実需のまとまったドル売り観測などで、ドル円は一時153.60円まで下落。売り一巡後は154円台前半まで買い戻された。欧州時間、ドル円はショートカバー(買戻し)が先行し154.45円まで上昇。NY時間、5月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数・4月米住宅着工件数・前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容となったが、4月米輸入物価指数が予想上振れとなると、米10年債利回りの上昇とともに、ドル円は155.53円まで上昇。
なお、FOMCメンバーのバーキン米リッチモンド連銀総裁は「CPIはまだFRBが目指す目標には達していない」「我々は正しい道を進んでいるものの、もう少し時間がかかりそうだ」などと述べた。また、メスター米クリーブランド連銀総裁は「政策金利を現在の水準で維持することが、なお高水準で推移するインフレ率を目標の2%に戻すことにつながる」と発言。
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