ドル円、石破首相の金融緩和基調維持発言で堅調だが中東情勢に懸念。
【10/1相場概況】
東京時間、ドル円は、9/19-20日開催分の日銀金融政策決定会合における主な意見で、利上げを急がない姿勢が確認されると、一時144.52円まで上昇。欧州時間、米10年債利回りが低下に転じるとドル円は143円台後半へ失速。NY時間、石破首相が1日夜、首相就任後初めての記者会見で「デフレ脱却の実現に向けて金融緩和の基本的な基調は維持されるべき」との考えを表明すると、円売りドル買いが先行し、ドル円は144.07円まで上昇。その後、「イランはイスラエルへの弾道ミサイル攻撃を準備している」との報道が伝わると、中東の地政学リスクから、米10年債利回りが大幅に低下し、リスク回避の円買いからドル円は一時142.96円まで下落。その後は143円台半ばから後半でのもみ合い。
なお、9月米ISM製造業景況指数は予想下振れ・8月JOLTS(米雇用動態調査)求人件数は予想上振れとマチマチな結果となった。
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