ドル円は、乱高下。日経平均の上昇を受け141円突破かと思われたところに、「三者会談開催」。昨年9月からの円買い介入が意識され、ドル円は急落。昨年の介入は144円超のレベルだったので、若干動きが早すぎる感じがする。とはいえ、日銀が円安の流れを注視しはじめたので、介入に対する警戒は必要になってくる。本日懸念されるのが、米債務上限問題が議決されるかである。米国が完全デフォルトとなる事はないが、格付けが下がると、自動的に債券やファンドの組み換えが行われ、NYダウは一時的にせよ下落となる。週末にかけ米国の重要経済指標が集中しており、ボラティリティーが高そうである。振り回されないよう注意が必要。
テクニカル的に、日足一目均衡表では「三役好転」継続で6/2に雲のネジレ。昨日は下落となったが、日足のトレンドを変える程の下落ではない。テクニカル的には上昇トレンド継続。
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20230531執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保