日銀量的緩和継続、ドル円141.91円と7カ月振りの高値を更新。
【6/16相場概況】
【6/19相場観】
日銀は量的緩和継続、植田総裁の記者会見はサプライズ無で、ドル円中心にクロス円が上昇。NY時間は、米経済指標の上振れやFRB高官のタカ派発言で、ドル買い。思ったより、あっさりと141円台を突破。ここからは日銀の介入警戒感との闘いと以前から解説していたが、米財務省が16日、「主要貿易相手国・地域の通貨政策を分析した半期為替報告書で、日本を「監視対象」から除外した。」とのニュースが出た。日銀に対し、「円買い・ドル売り」介入実施を認めませんよと「無言のプレッシャー」を与えてきた。142円台突破は時間の問題とみるが、日銀が介入を行わないわけではないので、慎重に対応したい。
日足一目均衡表でみると、「三役好転」継続。138.42-140.93のレンジを上抜け、141円台突入となったので、151.94-127.21に対する戻り61.8%(142.29)が当面の目標となりそうだ。ちなみに先週末の上昇で、週足一目均衡表が「三役好転」となり、これで日足・週足・月足で「三役好転」となっている。経験上、結構レアな状態。短命で終わる場合が多いが、週単位で継続となると、大きな上昇波動となる。
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20230619執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保
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