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ドル円、米長期金利上昇受け147.80円と年初来高値更新。
【9/5相場概況】
東京時間、ドル円は5・10日(ゴトー日)の仲値で、本邦実需の買い観測や時間外の米10年債利回り上昇などで146.88円まで上昇。欧州時間、オセアニア通貨や欧州通貨の下落によるドル買いが先行するとドル円は147円台を回復。NY時間、3連休明けNY勢がドル買いで参戦すると、ドル円は8/29の高値147.37円を上抜けた。その後、ウォーラーFRB理事のハト派発言で147.07円まで下押し。その後、米10年債利回りが上昇すると、ドル買いが先行。メスター米クリーブランド連銀総裁のタカ派発言などもあり、ドル円は147.80円まで上昇。
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【9/6相場観】
米長期金利の上昇を背景にドル円は年初来高値を更新。欧州時間はドル高となったが、その後は円安の流れになり、ドル円の上昇が加速という感じだった。148円が見えてきたので、今朝方、久しぶりに神田財務官の円安牽制発言があり、ドル円は147.36円まで下押しとなり上昇に一服。円買い介入があるかは読み切れないが、あってもおかしくないレベルなので、後ほどX(旧Twitter)で、下落目途も計測したい。
日足一目均衡表では、「三役好転」継続。雲の層が薄く上下にぶれるかもしれないと見ていたが、結果上振れとなった。昨日の大陽線で、強い上昇トレンド継続とみる。まだ天井の兆しはない。
フィボナッチで上昇目途を計測。C波形(137.23円-147.37円-144.43円)で上値拡張の38.2%が148.30円・61.8%が150.69円・100%が154.57円。円買い介入は警戒しつつも、上昇の流れについていきたい。
情報・目標値段など、随時X(旧Twitter)で公開。
前回分はこちら
20230906執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保
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