米10年債利回りは高水準。FOMC前にドル円は148円を狙っている雰囲気である。本日のFOMC(日本時間27:30)では政策金利据置がコンセンサスとなっており、声明文やパウエルFRB議長発言も、今後の金融政策に対してはタカ派との観測が多いようだ。過去20年を振り返ると、米国の利上げ政策の終了が2000年・2006年・2018年の3回で、利下げ政策転換までのタイムラグは平均8か月である。仮に日銀がマイナス金利を解除したところで、半年は日米金利差が意識されるのではないか。急激な上昇の場合、円買い介入を警戒しなくてはいけないが、円安の流れはまだ継続しそうだ。
日足一目均衡表では、「三役好転」継続。今のところ、各補助線に変化の兆しはない。連続して確認することで、違和感を見つけることが流れを見逃さないポイントと考える。
上昇基調継続とみるので4時間足のフィボナッチエクスパンションで上値目途を計測。148円を抜けた後の上値目標は、148.08円(B61.8%)・148.15円(A61.8%)・148.44(B100.0%)・148.86円(A100.0%)。
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20230920執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保