8/10の米CPIが予想下振れ・8/11の米PPIが予想上振れと、重要米経済指標を消化後、ドル円は145円まで上昇し、現在(執筆時間8/14/10:00)には145.22円まで上昇。ついに6/30の高値145.07円を突破し上昇トレンド復活。政府・日銀による円安牽制には警戒だが、政府がインバウンドの収益を重視している状況では円安牽制も難しいのではないか。
日足一目均衡表でみると、三役好転(強い買いシグナル発生)。よく三役好転や三役逆転は一瞬で終了し、騙しになるとも言われるが、日足の波形で見ると、暫くは続きそう。次のポイントは8/29の雲のネジレ(変化日)。ちょうどジャクソンホール会議が8/24-26に開催されるので8/28あたりは要警戒。
フィボナッチで上昇波形を計測すると、現在の145.22円は138.05円-143.88円-141.50円からの上値拡張61.8%(145.10円)を到達。直近の上値目標は、137.23円-141.95円-138.05円からの上値拡張161.8%(145.68円)前後か。
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20230814執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保