日銀による金融政策修正の思惑の中、ドル円は128円台中心に神経質な動き。
【1/17相場概況】
東京時間、ドル円は日銀金融政策決定会合を明日に控え、ポジション調整。一時129.16円まで上昇となるが、その後は上値が重く128円台半ばへ反落。
欧州時間、米10年債利回りの上昇を受け、ドル円は129.12円まで上昇するが上値が重かった。NY時間、「国債の元利払いに充てる国債費の増加を受けて、財務省は足元の長期金利を加味し利払い費の見積もりに使う10年債の想定金利を1.6%に引き上げた」との報道を受けて、明日の日銀金融政策決定会合を前に、金融政策修正への思惑が高まり、ドル円は127.98円まで下落。
【1/18相場観】
昨日は、日銀の金融政策修正の思惑が高まりつつある中、イベント前のポジション調整。約10年間、金融緩和を続けてきた日銀が、引き締め方向に向かうかの大きな節目になりそう。通常、日銀金融政策決定会合の発表は11時半ごろから14時までに発表される。現状維持など修正点がないと、11時台に発表で、12時をまわると変更の可能性があるという過去データもある。上下に大きく変動する可能性が高く警戒したい。
BOJに関するコンセンサスは今のところ金融政策修正という感じだが、ドンデン返しもあり念のため上下のブレをフィボナッチリトレースメントで計測。
20230118 執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保
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