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米CPI予想下振れ後、パウエルFRB議長タカ派発言で、ドル円乱高下。


【6/12相場概況】

東京時間から欧州時間にかけて、ドル円は、米CPI(消費者物価指数)・FOMCを控え157円台前半で揉みあい。NY時間、5月米CPI・CPIコア指数は、前月比・前年比で予想を下振れると、米利下げ期待が再燃し、米10年債利回りの低下とともにドル円は155.71円まで急落。
FOMCでは、市場予想通りFFレートの誘導目標を5.25-5.50%と据置。ドット・プロット(金利予測分布図)では、年内の利下げ予想回数が前回3月の3回から1回へ。その後、パウエルFRB議長の記者会見では、「インフレは大幅に緩和したが、依然として高すぎる」「インフレに対する信頼を高めるには、より良いデータが必要」「FRBはインフレのリスクを引き続き大いに注視している」などと発言、マーケットはタカ派と捉え、ドル円は156.80円まで買い戻された。
 

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