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米新規失業保険申請件数が弱く米金融引締め長期化観測後退。

【6/8相場概況】

東京時間、ドル円は140.06円で始まると、一時140.22円まで上昇するが、日経平均の軟調受け139.67円まで下押し。欧州時間、ドル円は139円台後半で揉み合い。NY時間、前週分の米新規失業保険申請件数が26.1万件(予想23.5万件)と上振れ、米金融引締め長期化への懸念が和らぎ、米長期金利が低下。ドル円は138.80円まで下落。

【6/9相場観】

米新規失業保険申請件数が弱い発表となると、米金融引締め長期化観測が後退。
マーケットの焦点は既に来週の、米CPI・PPIなどの米重要経済指標、FOMC・ECB・BOJなど中銀の金融政策発表へと向かっているのではないか。本日は週末という事もありポジション調整の動きに注意。
 
テクニカル的に昨年10/21の高値151.94円から今年1/16の安値127.21円の下落に対し、50%戻し(139.57円)レベルで調整といったところか。一目均衡表では「三役好転」継続なので上昇トレンドも継続。直近の動きだと、5/30の高値140.93円から6/1の安値138.42円の間で小動き、明確なトレンドは出ていない。今日は無理して攻める日ではないのではないか。

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20230609執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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