【短歌】姪っ子の大冒険
四歳の姪のねがひを叶へんと義姉の涙と引き離す夜
望郷の心も知らで息子どもコントローラに生き血を捧ぐ
さびしさに堪へたる人に添ひふせば泣きふるへたる胸あたたかき
つとめての部屋の隅にてすすり泣く体育座りの小さき人影
朝霧にかすむ第三京浜の清しきに時速120キロ
フィルターのかかる濃緑いつか見し長野の森の深き静謐
まどろみの間満たすは聞きなれしAFNの歌の数々
飛び起きし寝ぼけまなこの髭面をほころばせるはただ娘のみ
強面の兄も時経て子をもてば幼き人のものとなるかな
四歳の姪のねがひを叶へんと義姉の涙と引き離す夜
望郷の心も知らで息子どもコントローラに生き血を捧ぐ
さびしさに堪へたる人に添ひふせば泣きふるへたる胸あたたかき
つとめての部屋の隅にてすすり泣く体育座りの小さき人影
朝霧にかすむ第三京浜の清しきに時速120キロ
フィルターのかかる濃緑いつか見し長野の森の深き静謐
まどろみの間満たすは聞きなれしAFNの歌の数々
飛び起きし寝ぼけまなこの髭面をほころばせるはただ娘のみ
強面の兄も時経て子をもてば幼き人のものとなるかな