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山本てら
2022年6月28日 17:21
黒髪の乱れを知らぬ乙女らの誘ひに長ける露なる足
2022年6月28日 14:10
足元よりちょきりちょきりと常聞こゆ 鮮やぐいのちは崖っぷちゆゑ*銀梅草の葉は先がふたつに割れて、ザリガニのハサミのようです。写真は以下の記事よりお借りしました↓
2022年6月28日 10:08
老い人の昔がたりにうなづけど我に語るべき過去などありや
2022年6月27日 17:12
白く肥ゆる老女寝乱る畳にて子の目を覆ふ夏の白昼
2022年6月25日 19:57
花散りてとり残されし雄蕊どもの今際のあがきを我は愛すよ*全盛期↓
2022年6月18日 21:44
相知らで汲めども尽きぬ言の葉のおなじ葉を摘む人は友かな
2022年6月15日 21:33
箱型のリュックに夕影吸ひつつも顔照らす文字にくもる心か
2022年6月12日 19:45
つねならぬ雲路にさわぐ雨ふれば秘めたる恋もあらはるるかも
2022年6月11日 17:41
傍らに蝶々しばし並走す 宇宙のことなど語りつるかな
2022年6月10日 22:36
瞬きのたびにつぼみの弾けるは火花と言ふか花火といふか
2022年6月5日 15:08
ひたと見る黄金のまばゆき目ぢからに伏す客多きゆゑ禁・芝居*正しくは「金糸梅」と書きます。
2022年6月5日 07:59
かぎりなく葉の色にちかき紫陽花にうすらと立てる反骨の青
2022年6月1日 21:39
国境の柵のあなたとこなたには同じ花咲き枯るるもおなじ