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影響を受けた本(その2)

昨日に引き続き、影響を受けた本、好きな本について書いていきたいと思います。

床下の小人たち

メアリー・ノートン作。家の床下に小人たちが住んでいるという設定はとてもワクワクしたものです。「あれ、ヘアピンどこにやったっけ?」というようなことって誰にでもあると思いますが、そういう時、アリエッティが持っていっちゃったかなと思うと楽しいです。ジブリが映画化もしましたね。

空飛ぶベッドと魔法のほうき

同じくメアリー・ノートンの作品で、子どもたちが「いつものベッド」で冒険の旅に出る話です。この、自分たちの生活と魔法の冒険が隣り合わせ感がいいんですよね。修行中の魔女プライスさんのキャラがまたいい。なんで自分のベッドには真鍮の金具がついてないんだろうってつまんなく思ったっけな。続編は確か「魔法のベッド南の島へ」だったと思います。こっちも面白かったな。

霧のむこうのふしぎな町

柏葉幸子作。今は新装版しかないのかな。実家にあったのは昔の装丁なんですが、それが好きでした。ジブリの「千と千尋の神隠し」の原案にもなったお話ですが、「働かざるもの食うべからず」が一本筋として通っていて、とても好きでした。子どもを子ども扱いしないというところが好き。ピエロの傘が繋ぐ、お父さんも昔……と想像させるところが、エルマーにも通じます。

地下室からの不思議な旅

同じく柏葉さんの作品。こっちの方が好きかも。地下室の柱に飛び込むと異世界へ行ってしまうのですが、その世界がとっても好きでした。いつでも雨が降っている町、という設定を自分の小説でも使いたかった。設定だけして、作品としては書いていませんが、そのうち書きたいなあ。毛糸の町では、色がたくさん出てくるのがとてもきれいでした。沼地の黒とか、夜の黒とか……そうだ世界には本当にたくさんの色があるなあと思わされました。何度も読みたいです。
このほか「天井裏の不思議な友達」というのもあって、それも割と好きですが、やはりこの二作が特に好きなので、今回はこっちを上げました。

ナルニア国ものがたり

実は最初の「ライオンと魔女」しか読んだことがないのですが、これも「床下の小人たち」のように、子供たちが親戚のおじさんの家でかくれんぼをしている時、箪笥の奥のコートをかき分けて行ったらそこはナルニア……というお話。日常の隣に不思議な世界、というのはイギリスファンタジーあるあるなんでしょうかね。ハリポタもそうですしね。自分も、この現実世界の近くに不思議な世界があるのかなとドキドキして、箪笥の奥の壁板をなでてみたものでした。

精霊の守り人

こちらは国内もの。上橋菜穂子さんの名作ですね。実は大人になってから読んだのですが、一気読みさせられました。これは異世界に現実から行くようなのではなく、最初からその世界で展開するのですが、話に引っ張り込むのが上手いなあと思いました。これも最初の一冊しか読んでないなそういや。
人物描写とか、情景描写とか、全体的に本当にお上手で、バランスが取れていて、おもしろかったです。

赤毛の少女アン

これはファンタジーではないのですが、海外文学の一つで好きな作品です。子ども達や、村の人たちとの付き合い方がとてもいいんですよね。グリーンゲイブルズの自然というか、村全体の愛すべき情景というものが目に浮かびます。

ホビットの冒険

確か、これより前にホビットって種族はなかったんですよね? すごいなあ。
J.R.R.トールキンの傑作。平和で穏やかな暮らしをしていたホビットのビルボ・バギンズがドラゴンに奪われた財宝を取り返しに冒険の旅に出る話。冒険に行きたい気持ちと、安穏とした生活を手放していいのか……? っていう気持ちとで揺れるビルボの描写が好きでした。そしてホビットの生活が事細かに書かれていてとてもリアルで。こういう、ファンタジーだけどリアルに思える、というのがとっても好きです。
ちなみにこの後、かの有名な「指輪物語」に続いていくのですが、そっちは……世界設定とか種族についての説明が延々と書いてあったので萎えてしまいました。とはいえちゃんと読んだし、映画も見たんですけど、私はその世界の設定は知りたい人だけがあとで設定集を買えばいいスタイルが好きなので、本文で強制的に読まされる感じがあるのは少し残念でした。飛ばせばいいんでしょうけどね。さはさりとて、トールキンはいいですよね!

他にもまだまだ

……他にも色々あるんですけどね、ゲド戦記とか、エラゴンとか、いや本当に書きだしたらキリがないからなあ。
「あれは入ってないんですか?」と聞かれたら「それねー! 好き!!」ってなって語り始めると思いますが、ひとまずここまでにしておこうかと思います。

noteを始めて一週間。
今のところ毎日記事を書いていますが、そのうちネタ切れになりそうだなあと思ったり、いやでもあれも書きたいこれも書きたいと思ったり、揺れ動いています。
ゲームや漫画についても語ろうかな? それもまたキリがないことになりますが……でも私の創作には欠かせないインスピレーションの宝庫ですしね。
あ、映画?! ドラマも……? それはやばいですね、未来永劫書いていられそうです。笑

自分の作品についても書いていきたいし、うーん、どこからどういう順番で記事を書いていこうかな。迷いつつ。少しはnoteにも慣れてきたので、2000文字がどのくらいとか感覚掴んできたかもしれません。
明日からも楽しく書こうと思います。

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神崎 旭@文学フリマ東京40出店します
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