【TikTok・Twitter・Instagramに毎日動画投稿した結果】フォロワー数や再生数の伸びを計測してみた
YouTubeでアクロバットの動画を投稿しているテラと申します。
YouTubeのチャンネル登録者を増やしたいなと思い、TikTok・Twitter・Instagramの3大SNSに動画を投稿しはじめました。
せっかく投稿するので、これらのフォロワーの伸びや再生数について計測してみました。ここではその結果をまとめています。
動画をアップする条件など
・毎日アクロバット系の動画をアップする
・投稿には、タイトル+ハッシュタグ+YouTubeへの導線を貼る
※その日に3つのSNSにあげる動画は全て統一させる
※ハッシュタグは動画に応じて変える。基本的には「#パルクール」「#アクロバット」「#parkour」「#acrobat」といった日本語表記と英語表記のハッシュタグを混ぜる
※アップする時間は夕方〜日付変更まで
※TikTokに関しては投稿の文字数的にYouTubeへの導線は張れなかったが、プロフィールからYouTubeへのリンクは設定
7月26日 計測開始
この実験を開始したのは2019年の7月26日です。その時のフォロワー数は以下の通りです。
Twitterに関しては元々フォロワー数はいましたが、アクロバットに関する投稿はしていないので、これらの数字が大きな影響を及ぼすことはないと仮定しました。(これで元々アクロバット好きな人がフォロワーだったら、拡散によって結果は変わっていたかもしれません)
8月26日 計測終了
計測終了時の最終的なフォロワーは以下の通りです。
圧倒的にTik Tokが爆伸びしています。以下は増えたユーザーの数を示しています。
まぁ、予想通りではあったんですけどね。というのも、Tik Tokは仕組み上で新規ユーザーでも伸びやすくなっているんですよね。これは後ほど解説します。
視聴回数といいねの数まとめ
【Tik Tok】
Tik Tokでは、
・平均視聴回数:18,471回
・平均いいね:671
でした。平均するとこのくらいになりますが、最大値と最小値で考えると、
〜視聴回数〜
・最大値:8.3万回
・最小値:1300回
〜いいね〜
・最大値:5500
・最小値:60
ほどでした。伸びる動画とそうでない動画の差が激しいという結果になりました。また自分では「この動画はインパクトがあるぞ!伸びるぞ!」と思っていても、あまり伸びなかったり、特に気にしないで出した動画でも意外と伸びたりと1ヶ月続けても「バズり」を捉えるのが難しい印象でした。その中でもお役立ち系・解説系の動画は比較的伸びやすい傾向にありました。
そしてユーザー属性ですが、TikTokでは
男:女=51.8%:48.9%
と男女比がそこまで見られませんでした。私が配信しているYouTubeのアクロバットチャンネルでは男78.4%、女21.6%なので、ショートムービーで次々と動画が流れていく特性やYouTubeのように検索して動画を探すよりも流れてくる動画を見るという受動的視聴によって、このような結果になったのではないかと考えられます。
【Twitter】
Twitterでは、
・平均視聴回数:156回
・平均いいね:9.3
という結果になりました。フォロワーが元々1450人ほどいたものの、アクロバット目的で私をフォローしている人は少なく、フォロワーの属性によってフォロワーからの反応は変わってくるわけです。
こちらの最大値、最小値も見てみましょう。
〜視聴回数〜
・最大値:385
・最小値:79
〜いいね〜
・最大値:18
・最小値:4
ユーザーの属性については、やはりアクロバットに関する情報を収集しているユーザーからのフォローが増えました。ハッシュタグ検索や他のアクロバット情報収集者からのシェアで私を知ったのかと思われます。
Twitterは人がいいねしたツイートがタイムラインに流れてくることがあるため、それによってもシェアされています。この効果が大きく働くと「バズり」が生まれます。一度バズると大きく広がるものの、底に行くまでは相当なファンがいないと伸びにくいです。
【Instagram】
Instagramでは、
・平均視聴回数:134回
・平均いいね:34
と言う結果でした。視聴回数はTwitterに劣るものの、いいねは上回りました。これはおそらく、Twitterは色んな人のタイムラインに動画が回ることが理由でしょう。Instagramは他のユーザーのタイムラインには表示されることができないからです。
次にそれぞれの最大値と最小値を見てみます。
〜視聴回数〜
・最大値:468
・最小値:54
〜いいね〜
・最大値:80
・最小値20
視聴回数についてはTwitterと同程度ですが、いいねの数はInstagramの方が上です。Twitterは元々テキスト中心でリプライなどのやり取りも盛んですが、Instagramは画像が中心なのでやり取りよりも「いいね」によりちょっとした感情を伝える方が敷居が低いのだと私は推測しています。
気になるYouTubeへの流入は?
YouTubeアナリティクスで調査したところ、Twitterからの流入は確認できましたが、InstagramとTikTokは表示されませんでした。
しかし、先ほどの視聴回数等のデータから考えると3大SNSの中でTikTokからの流入が最も多いと考えられます。
投稿を始めた7/26から数日、チャンネル登録者数が大きく増加しているので、やはりSNS(特にTikTok)での動画配信はYouTubeへの集客にまで効果的であることがわかりました。
InstagramとTwitterはプロフィールページにリンクを貼るだけでしたが、TikTokは各SNSのリンクボタンがプロフィールページに設置されているのも特徴です。ここに関するデータは取れないので数値的な証拠は出せませんが、これも他媒体への誘導に一役買っているでしょう。
TikTokが伸びやすい理由
今回の実験でわかったのは、TikTokが非常に伸びやすいことです。その理由としては、TikTokのアルゴリズムにあります。
TikTokはおすすめ欄に動画が載りやすく、未フォローユーザーの目にも止まります。なぜおすすめに載りやすいかと言うと、動画の質が良ければおすすめに載るからです。
アルゴリズムの詳細は、私がwebの世界へ一歩を踏み出すきっかけとなったまいんさんのこの記事をご覧ください。
https://note.mu/youdain/n/nb74d1298d3b4
【SNS別】フォロワーの属性を分析!
今回の実験でわかったことがもう一つあります。それはフォロワーの属性です。実験中、フォローしてくれたユーザーのプロフィールページを閲覧したのですが、SNSによってフォロワー層が大きく異なると感じました。
・TikTok:小学生〜高校生が多い
・Instagram:外国人が多い
・Twitter:中学生〜大人が多い
これらはあくまでプロフィールページを見た私の肌感なので、正確なデータではありません。また、私が投稿していたジャンルが「アクロバット」「パルクール」「スポーツ」系であることもフォロワーの属性に影響を与えています。
【SNS別】ユーザーがフォローするきっかけは?
Instagramはハッシュタグ検索によりジャンルを絞って動画を視聴するため、自分の好きなジャンルのユーザーをフォローしやすいです。
Twitterも同様ですが、ハッシュタグ検索をするよりも自分がフォローしているユーザーのリツイートやいいねから気になるユーザーをフォローすることが他のSNSと比べて多いのではないかと推測しています。自分がフォローしているユーザーですから、そのユーザーのジャンルを自分も好きである確率が高いです。そのため自然とタイムラインに流れてきたユーザーをフォローする傾向にあるのではないでしょうか。
TikTokに関しては、ハッシュタグ検索に加え、好きな音楽でフィルターをかけて気になる動画・ユーザーを探し出すので、これらがフォローのきっかけになります。しかし、これ以上におすすめ欄で動画を視聴して、気になったユーザーをフォローする傾向が多いのです。そのため、おすすめ欄に載るかどうかが鍵になります。
動画マーケティングの事例として
3つのSNSで毎日動画を投稿した結果をまとめました。ここでは数値的データとそこから推測した各SNSの特徴などをまとめました。
まだまだ、ここから分析できることはあるでしょう。ここで挙げたことは、動画マーケティングの一例として捉えていただければ幸いです。