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【SEO】Googleの検索結果に動画の目次を表示させる方法と効果検証
webマーケティングの会社でディレクターをやりつつ、アクロバットの動画を配信しているYouTuberのテラと申します。
最近、Googleの検索結果に動画の目次が表示されるようになりました。このnoteでは、目次の設定方法やそれによって得られる効果などを解説していきます。
(「目次スニペット」という名称は私が命名したもので、正式名称ではないかもしれませんが、noteを書く上で便宜上このように表記します)
このnoteのプレゼン資料を作成したので、この資料をご覧いただければ簡単に分かるようになっています。
◆ 動画の目次スニペットの表示方法と効果測定 - 資料
新機能!動画の目次スニペット
動画の目次スニペットとは、上の画像のように検索結果に指定した位置から再生できるポイントを出現するような検索結果の表示です。
検索結果にはYouTubeの動画が表示されており、目次の中にあるポイントをタップすると、YouTubeへ飛んで再生されます。
なお、目次スニペットはモバイル検索のみ有効で、表示されるテキストは設定可能となっています。
目次スニペットを表示させるための設定方法
目次スニペットを表示させるためには、いくつかの設定を行う必要があります。
目次スニペットを表示させるには、YouTubeの概要欄に上記のような目次を設定しましょう。
・YouTubeの概要欄に「目次」という表記を入れる
・秒数と見出しになるテキストの設定する
この2つが絶対条件になります。画像を参考に設定してみてください。
また、以下補足になります。
・「目次」という表記がないと表示されない
・目次を囲うカッコに指定はなし
・「〜」など余計な表記は取り除く
・概要欄にだけ記載があればコメント欄には不要
【追記】2020年4月18日
「目次」と入れなくても、秒数+テキスト により目次として認めるようになっている可能性があります。
YouTubeのクローラーが進化しているということですね。
また、目次となる見出しを3つしか設定しないと以下の画像のように、検索結果にそのタイミングのサムネイルが切り出されて表示されます。
目次スニペットが表示される条件について
設定が完璧でも必ず表示されるわけではありません。
表示される条件は主に2つあります。
・クロール期間
・検索結果の動画欄で検索1位
まずクロール期間というのは、検索結果に採用されるまで時間がかかるということです。
Googleのロボットはwebを巡回し、情報を取得して検索結果に反映させます。そのためにある程度時間がかかります。
この動画は公開から4日で目次スニペットが表示されています。
おそらく、クロール期間はチャンネルや動画の評価によって異なると推測できます。
登録者が多いチャンネル、再生回数が多い動画、視聴維持率が高い動画…など様々な評価に基づいて、クロールされるタイミングに差異が出るのでしょう。
次の条件「検索結果の動画欄で検索1位」ですが、以下の画像を見ていただければよく分かるかと思います。
「バク宙」で検索した際に私の動画が動画欄の2位に表示されています。一方「バク宙講座」で検索すると、動画欄で1位に表示されています。
きちんと設定はされていますが、動画欄の2位では表示がされていません。つまり、1位でないと表示されないのです。
あくまで「動画欄で検索1位」というのが肝です。
「もふもふ不動産」で検索すると、もふもふ不動産さんのwebページなどが検索結果の上位に表示されています。
動画欄は検索結果の下位に表示されていますが、画像のようにきちんと目次スニペットが表示されています。
つまり、動画欄において1位であれば表示されるということです。
動画欄で検索1位を取るためには?
ここで気になるのは…
「動画欄で1位を取るためにはどうすればいいの?」
ということです。
そのためにはいくつかのポイントがあります。
以下、よく言われる動画SEOの手法になります。
・タイトル・概要欄・メタタグ・ハッシュタグ・アップロードファイルにキーワードを追加する
・カスタムサムネイルを設定する
・動画・サムネイルのサイズ比率の調整をする(横1280×縦720)
・動画・サムネイルは高画質にする
・コメントによる交流でチャンネル評価の向上させる
・OP/EDを挿入しないことによる視聴維持率の向上させる
・開始15秒に当該動画のまとめ動画を挿入することによる視聴維持率の向上させる
…など様々なテクニックがあります。
ですが、これよりも大事なことがあります。それは…
【良質な動画を発信すること】
これにつきます。
その動画を見てユーザーが満足できますか?ユーザーが持つ悩みは解決できますか?万人にとって分かりやすい内容になっていますか?
良質な動画とは、このような条件を満たす動画です。動画を制作している時点で、これらに注意していないと良質はできません。
小手先のテクニックだけでは、検索結果の上位に掲載してくれませんGoogleはお見通しなのです。
目次スニペットで得られるメリットは?
私の動画が目次スニペットが適用されて、得られた恩恵は何なのか分析してみました。
以下の画像はYouTubeアナリティクスで外部トラフィック(Google検索)からの流入の変化についてのデータです。
左:目次スニペットあり(2020/2/8~2/22)
右:目次スニペットなし(2019/10/24~11/07)
左:目次スニペットあり(2020/2/8~2/22)
右:目次スニペットなし(2019/10/10~10/24)
左:目次スニペットあり(2020/2/8~2/22)
右:目次スニペットなし(2019/9/26~10/10)
すでにお気づきの方もいるかと思いますが、
「そもそもGoogle検索からの流入からだとわからなくない?目次スニペットがクリックされたかのデータとかじゃないと効果検証にならなくない?」
そのとおりです。
YouTubeアナリティクスには、外部トラフィックからの流入について調べることはできます。その外部トラフィックの中に「Google検索」という項目はあります。
しかし、検索クエリや目次スニペットのクリック数やクリック率、そもそも表示されているかなどを確認することができません。
(webサイトだとGoogle Search Consoleで確認できるんですけどね)
なので、現時点ではYouTubeアナリティクスでは効果検証ができないのです。ここでわかるのはその事実のみです。
なので、以下は推測されるメリットになります。
・目立つことでクリック率上昇
・目次にキーワードを入れることでクローラーが動画内容を理解し、
・動画評価向上につながる
・ユーザーが無駄な視聴をしなくて済む→視聴維持率の低下による評価(デメリット)
【まとめ】目次スニペットの設定はやっておいて損はない
目次スニペットが表示されているか効果検証ができませんが、ユーザーの利便性向上&動画評価向上のために設定しておくと良いでしょう。
途中から再生されることで視聴維持率が低下する可能性もありますが、それ以上にユーザーに取って便利ですし、GoogleやYouTubeが動画内容を理解するのに役立つかと推測しました。
特にこの目次スニペットが有効なのはノウハウ系の動画です。YouTubeでノウハウ系の動画を発信している方はぜひやってみてはいかがでしょうか。