要約のコツが自分なりに掴めた気がする話
こんにちは。てろまつです。
「へっぽこマーケターの日々」第3回です。前回の更新からひと月以上も空いてしまいました…今後は週一更新します…!
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今回は、本の要約の話。プロジェクトメンバーに共有する機会があったのに、なんだか不完全燃焼で終わってしまった…
その反省を通して、少しではあるが要約の質を上げるためのコツが前より掴めた気がする。今回はそれをまとめてみた。
そもそも要約を辞書で調べると、
「文章などの要点をとりまとめること。また、そのまとめたもの。」
(出典:コトバンク)
とある。
徒に期待させても申し訳ないので先に結論(コツ)を書くと…
要点をとりまとめるコツは、結論と、根拠を漏れなく拾い上げることだ。
これがまず最低限クリアせねば...というのが今回の学びとなった。
すごく当たり前なことだとは思う。
しかし要約しなれていない身からすると、これが難しかった…。
背景について気になる方は、よかったら以下を読んでみてほしい。
経緯とコツの背景
とある本を読んで「今すぐ自分たちの仕事にも活かそう!!!!!」と感動した。しかしいざ本の要約を同僚に話したところ、思っていたよりも反応が薄い。あれ…?いい本なのにな...なんでだ...
ちょうど年末年始にロジカル・コミュニケーションの方法論を説いた『ロジカル・シンキング Best solution』(照屋 華子, 岡田 恵子 著)を読んだので、これはもう自分の情報のまとめ方に問題があるのではと慄いた。
(もちろん、「大事なところどこ!?」「これさっきも違う表現で言ってたな?」と思うような読みづらさもあったのだが...)
内容を伝えるときの山はいくつあるのか?
内容を理解してもらい、自分が本を通読したときと同じくらいの衝撃を受けてもらい、行動を起こしてもらう。
上記のようにいくつか山があるように思う。そしてここまで行き着くかどうかは、話し方ではなく、そもそもの要約の影響が大きいのではないか?
以下で掘り下げてみる。
根拠が弱くなるようなまとめ方をしていないか?
「結論と理由を整理して伝えても『ふーん』となる」という事象を分解してみる。こういうことではないか。
・結論の根拠が弱く感じてしまう
ー つまり結論のすぐそばに書いてある根拠だけでは釈然としない
ー 理由:根拠の前提や根拠の根拠が、前の章など離れたところにあり、主張を覚えてないと理解しづらいため
これは要約を話してるときに「えっと、これは●章にも出てきたと思うんだけど...」と任意で補足した箇所がいくつもあった、という個人の経験による推測である。
結論と根拠を漏れなく拾い上げる
コツだと感じた「要点の抽出とは、結論と根拠を漏れなく拾い上げること」については、具体的にこういうことだと思う。
・漏れがないとは?
ー 根拠となる事象がすべてそろってる(横)
ー 1つの根拠を説明する事象が足りている(説明の深掘り=階層が足りている)
要約の代わりに相手にも通読してもらうことの弊害
ここまで考えただけでも要約って難しい...
だからと言って要約しなかったらどうなるのだろう。
思考のプロセスをなぞるだけでは相手に理解してもらえないこと(★1)と、相手にも本をまるまる一冊読んでもらうこと、これらは似ている。
★1 『ロジカル・シンキング Best solution』(照屋 華子, 岡田 恵子 著)
要約スキルが低いからって、同僚にも同じ本を一冊まるまる読んでもらえば目的が果たせるかというと、そうでもないということなのだ。
というのも、そもそも理解することを前提に本を読むことは時間がかかる。
200〜300ページの本から、結論と根拠をうまく汲み取りながら読むのは簡単ではない。
しかも行動を起こせるほどに動機付けされるレベルで、内容を消化できる保証もない。これは、読む→理解するという段階のさらにその次のステップだ。
内容を共有するという結果を担保し、みんなの時間を節約するためにも、やっぱり(質の高い)要約を今後はがんばっていきたい。
さて、このnoteはどうだろうか。
あなたが今日から「本の要約は大事だ!やってみよう!」と思うほどに、結論と根拠は明確だろうか…
考えただけで震えが止まらない…
(引き続き精進します)
●参考書籍
『ロジカル・シンキング Best solution』(照屋 華子, 岡田 恵子 著)
わたしをサポートしたつもりになって、自分を甘やかしてください。