ロジカルに考えられない、伝えられない状態から一歩抜け出せた本
こんにちは。てろまつです。
「へっぽこマーケターの日々」第2回です。
今回は、webディレクターのわたしが今年の夏にデータ分析やマーケの業務を始めたころの話。
まず最初にぶつかったのが、
・論理的思考
・論理的コミュニケーション
の2つ。
もちろんデータ分析とは、みたいなことも重要ではありました。
でもそれ以前の問題だったのです。くぅ…
他の人と一緒に仕事をしている以上、
「論理的に考える」
「論理的に伝えて相手に理解してもらう」
ができてないと、どんな専門知識も無駄な訳で…まずはそこの底上げが課題となりました。
●具体的にどんな問題だったのか
バリバリのコンサル出身だった上司からバシバシもらう指摘が的確すぎるので、それを例に挙げてみます。(もちろん指摘自体はとてもありがたいです!)
▼論理的思考の欠如への指摘
「論拠は何?」
「網羅性ないんじゃない?」
「重複してない?」
「構造化できてないね」
▼論理的コミュニケーションの欠如への指摘
「何が言いたいかわからない」
「論点は?」
●「論理的になる」ための処方箋
前述の上司はお医者さんのような人で、必要に応じて本を処方してくれる神です。
わたしがモタモタおろおろしていたり、「これが苦手です」と申告したところ、本をいくつかお勧めしてくれました。
読んだ内容を血肉にしきってこその読書ですが、その途上なりに何が参考になったかまとめてみました。
1.『思考・論理・分析』波頭 亮
何よりも先にこの本を読めてよかったと痛感します。まず上司の使う言葉の意味がわかるようになったのが収穫です。著者は元マッキンゼー。
データ分析はもちろんですが、論理立てて考えるために必要な、さまざまな概念が詳細に解説されているからです。「MECE」「独立/相関」「因果」「帰納/演繹」を体系立てて学べるチャンスがここにある…!
2.『プロフェッショナル・コンサルティング』波頭 亮、冨山 和彦
前述の書籍の著者・波頭さんと、元・産業再生機構COO 冨山さんの共著で、コンサルの巨人同士の対談本です。
プロフェッショナルとして働く姿勢と実践していることを知ることができるし、「めちゃくちゃできる先輩」を本の中に見出せるのがいい…
たしかこの本ですが、論理的思考のフレームワークで思考することは「筋トレ」である、というフレーズが印象的でした。ちょっとやればできるものでない分、コツコツやろうと思えます。
3.『ロジカル・プレゼンテーション』
「何が言いたいかわからない」という事象への処方箋として勧められた本。
一読したものの、本書にあることがまだできてなさすぎるのですが……
それでもすぐに自分の行動に反映できたことは、
「あらゆるシーンで“提案”スキルが問われる」
「“提案”は通らないのがふつう」
「“うまく話せない ”のは 、 “そもそも何を話すべきかが分かっていない ”ことが原因」
を意識すること。
「こんな重要な提案が理解できないなんて、意味がわからない…」と他責に陥ることが避けられる上に、生産性も改善できる。
いいことしかないです…
おわりに
今回は論理的に考えられない/伝えられないという壁にぶつかったことについて書いてみました。
筋トレ仲間、募集中です!笑
次回はデータ分析を「ちゃんと」やることになってぶつかった壁の話をしようと思います。
ではまた次回!