【MD烙印】先行展開の省力化
田中ターナーです。DCは烙印で行こうかなと思ってます。
それに備えて、「思考停止で展開できるようなマニュアルを作る」ことを最終的な目標として、その基礎段階として展開に対する考え方の整理を行ったのでそれをまとめます。
DCは長いので疲れていてもミスをしないように省力化することが必要だと判断しました。
だいぶ厳密性を落としていますが、目的は省力化なので楽をすることを優先してます。そこは大目に見てください。
前提
サンプルデッキ
一旦ギミックなしのシンプルな40でやります。
色々入れたら択が増えてややこしいので、これをベースに理論の土台を作ります。
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カードの個別説明は割愛します。
効果覚えてない/知らない方はお手元の白の物語を見ながらお読みください。
目指す盤面
人それぞれ異なるでしょうが、今回は自分のDC向けの省力化のため、一般性を持たせず以下のように決め打ちます。
① クエムカルテミラジェイド失烙印
② できればアルバスを手札に置く。
③ 残りは盤面強化、リソース補強、誘発ケアなど好きなように使う
④ 一滴受けを考えてリンドブルムはエクストラに残す
後攻は盤面や情報次第で変わってしまい一般論として体系化できないため割愛します。
烙印の難しさ
烙印使ってて発生するミスの原因を分析すると以下の要素になると思います。
・自由度が高すぎる
・その割に使う順番などに指定がある
これらのせいで無限択ある中で正解ルートを選ばないとうまく回らない、それどころかアルベル単体より弱くなる=ミスる
と言う状況になっていると考えています。
記事の流れ
以下の流れで整理します。
最終盤面からの逆算
↓
要求値を整理する
↓
出力を整理する
① 最終盤面からの逆算
まずはゴールから辿れるところ辿ります。
・カルテシアを出す
実はカルテシアを出す行為が最も択の少ない箇所でした。メインで出したらギニョルを出したいので、もう1回出す必要があります。
・素引きorサーチして手から出す
・派兵
・クエムの蘇生
の3パターンありますが、上2つはギニョルになるため、例外的な状況を除くとクエムの蘇生効果を使います。
言い換えると、クエムの蘇生効果は他のカードには使ってはならないことになります。
また、蘇生するためには墓地に落としておく必要があります。これに関してはクエムで落とせるので、あまり困ることはないです。
まとめ
・墓地に落とす方法を決める。
・クエムの蘇生効果を使用する。
・クエムを出して蘇生を誘発させる
先述の通り、カルテを出すためにクエムを場に出し、その後蘇生を誘発させる必要があります。
クエムの能動的な出し方は、
・バスタードの墓地効果
・開幕
・召喚
の3パターン
バスタードも開幕もデッキからしか出せないので、引いたクエムはキットで戻すか召喚する必要があります。
また、バスタードはもちろん、開幕も烙アルビオンでサーチした場合はエンドフェイズにクエムを出すことになります。
その場合、能動的に蘇生を誘発できるカードは
・ミラジェイドのコスト
・気炎
・赫で融合
の3つで、このどれかをエンドフェイズに使用する必要があります。
例えば、初動で気炎を使った時はミラジェイドを使うか赫をエンドに打つ必要があります。
つまり、その状況でミラジェの効果を残したいならエンドに赫を打つ必要があるから墓地にアルバスを残しておく必要がある みたいなことがあらかじめ決まります。
まとめ
・墓地バスタード、開幕、召喚のどれでクエムを出すか決める。
・気炎、赫、ミラジェのどれで蘇生を起動するか決める。
・ミラジェイドを出す
能動的にミラジェイドを融合できるカードは
・烙印融合
・赫+墓地アルバス(+闇orEXモンスター)
・カルテシア+手札アルバス
です。
自ターンのカルテではできるだけギニョルを出したいので、烙印融合から出すか、赫+墓地アルバスで出すかの2択が主軸です。
出したミラジェイドの展開上の役割はバスタードなどを墓地に落とすこと、クエムを起動することの2つあります。
リンドブルムは出さないと決めてしまったので、できればミラジェの効果は使わずに温存したいです。
クエムのアクセス手段や起動手段が他にない場合などに仕方なく使うと言った位置付けになります。
(リンド自身をバウンスして回収しながらミラジェの効果を無効にするルートもありますが割愛)
まとめ
・赫と烙印融合どちらで出すか決める。最悪カルテ
・自ターンに効果を使う必要がなかったら使わない
・失烙印を貼る
サーチするか獣ルベリオンの2択です。
烙印カードのサーチには他の用途も多いですが、獣ルベリオンには失烙印以外設置できないくせに、場の烙印竜アルビオン等を墓地に送る手段として出しがちなので、基本は獣ルベで設置します。
獣ルベにアクセスする方法として、グランギニョル、サロニール墓地効果などもありますが、これらも烙印サーチ同様に他の用途で使いたいことが多いです。
烙印融合が通るか獣ルベ素引きした時は設置するとして、そうでない場合は諦めるということにします。
まとめ
・獣ルベを墓地に送る方法を決める。
・最悪諦める。
中まとめ
ここまでを軽くまとめます。
逆算の結果、決めておく必要のあるものは以下のとおりになりました。
①クエムを出す方法
バスタードを墓地に送る、開幕、引いて召喚
② 失烙印を貼る方法
獣ルベか失烙印を引く、烙印融合、諦める
④クエムの蘇生をどれで起動するか
気炎、赫、ミラジェイドのどれかを使う
⑤ミラジェイドの出し方
烙印融合、赫+墓地アルバス
② 要求値の整理
①で決めておいたことについて、その要求値を整理したものを下にまとめます。
(失烙印は整理するまでもないので省略)
クエム:
融合を墓地に送る(バスタード) or 烙印サーチ(開幕)
+
ミラジェを出す:
烙印融合 or 烙印サーチ(赫)+アルバス系落とし(アルバス)
+
カルテ蘇生:
烙印サーチ(気炎) or 烙印サーチ(赫)+アルバス系落とし(アルバス) or ミラジェを使う
クエムを出すと言う観点から行くと、バスタードを落とすことと開幕を打つことは(コスト以外)同義です。
つまり、バスタードを落とす行為は烙印カード1枚サーチするのと同じ出力を生んでいます。
このことから、バスタードを落とす手段の一つであるミラジェやグランギニョルも烙印サーチと同じ出力であると言えます。
こう言い換えると、要求されるものは「烙印サーチ」と「墓地アルバス」の2種類に集約されているということが分かりました。
つづいて、これを烙印の各展開ごとの要求値に落とし込みます。
烙印の主な展開パターンは以下の3パターンです。
・烙印融合が通ってミラジェイドまで出す
・烙印融合は通るがミラジェイドを出さない
・烙印融合が通らない
それぞれをまとめます。
・烙印融合でミラジェイドまで出す
他と違う点として、赫の烙印が必須ではなくなります。すなわち、エンドフェイズのクエム起動が墓地のアルバスを必要としない方法でよくなります。
また、烙印融合を使うとよっぽどのことがなければ墓地にアルビオンが行くはずです。そのため、烙印融合は烙印カードをサーチする機能もついています。この言い換えを使って、要求値を発生順に整理するとこうなります。
ミラジェを出す: 烙印融合=差し引き0枚
↓
クエムを出す: 開幕=烙印カード1枚分
↓
カルテを蘇生する: 気炎=烙印カード1枚分
→合計: 烙印カード2枚分
例えば、アルベル1枚初動ならアルベルが1枚分になるため1枚足りない→ミラジェを使う必要があると言った具合です。
このパターンは気炎で手札にアルバスを用意できます。
・烙印融合でミラジェイドを出さない
先のパターンと違ってミラジェイドを出すために赫を使います。この時の要求値は
(烙印融合打つ: 差し引き0)
↓
クエムを出す: 開幕=烙印カード1枚分
↓
ミラジェを出す: 赫=烙印カード1枚分+墓地アルバス
↓
カルテを出す: 赫で出てくるので無料
合計すると烙印カード2枚分+墓地アルバスが必要です。
ミラジェイドを出せるのがクエム出した後になるので、このミラジェイドは烙印カード1枚分の仕事をできないことになります。
また、烙印融合で落としたアルバスを他の用途に使わなければそのまま残るため、その場合は赫と開幕で烙印カード2枚分の要求値になります。
つまり、烙印融合ともう一枚サーチできる力があるとき、すなわち前項のミラジェイドを温存できる時はこちらでも良いということがわかりました。これで、アルビオンの効果を使う必要があるかという悩みどころが一つ整理されました。
赫で失烙印が誘発されるため、このパターンも手札にアルバスを加えられます。
・烙印融合が通らない
ここではうららを完全に貫通する場合を考慮します。そこまで行けない時のお話はこの辺をご参照ください。
獣ルベリオンを引けていないと失烙印がなくなります。そのため、アルバスのサーチも概ねなくなります。
それ以外は前項と概ね一緒です。烙印融合が通らないため烙印カードが返ってこず、アルバスも墓地にいないので、要求値としては烙印カード3枚+アルバス墓地になります。
③ 主要カードの出力の整理
烙印カードとアルバス落としが要求されるということを整理したので、各カードの発揮する出力を整理します。
・黒衣、サロニール
烙印カードを落とします。
烙印カードを落とすという行為についてここで説明してしまうと、烙印カードは2枚墓地に送れると断罪の効果によって1枚分のサーチになります。一方で、落とせるのが奇数枚の場合は端数の1は展開という観点だと仕事しないです(実際は断罪単落としや開幕は有効)。
また、黒衣はアルバス、サロは獣ルベも落とせます。
余った時などで視野には入ります。
・断罪
コストにさえできれば烙印落とし1枚分になります。
サンプルレシピだと開幕、神炎竜ルベリオンです。
・クエム
基本カルテシアを落としますが、すでにカルテシアに触れている場合は他のカードを落とせます。
その場合、アルバス落としor 烙印落としを計上できることとなります。
・グランギニョルを出す(派兵など)
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