#1285 文章をうまく書けない子どもへの指導
資質・能力中心の授業では、「知識・技能」だけでなく、「思考力・判断力・表現力」の育成が伴わなければならない。
つまり、授業に子どもたちが「思考・判断・表現」する機会が必要ということになる。
したがって、子どもたちが自力で思考し、文章で自分の考えを表現する学習が必須となる。
しかし、そのような学習を行うと、必ず「文章をうまく書けない子ども」が現れる。
それは仕方のないことだ。
問題は、そのような子どもの存在ではなく、それを教師がスルーすることである。
教師はそのような子どもにも、適切な指導をしなければならない。
では、どうすればいいのか?
まず、文章をうまく書けない原因として、「語彙の不足」が考える。
そのようなときは、その教科特有の語句を指導することが重要となる。
教科特有の語句をヒントして与えたり、語彙群から選ばせたりするのだ。
また別の原因として、「文脈がつくれないこと」が考えられる。
そのようなときは、リード文やキーワード、結び方を示すことが重要となる。
どちらにしても、語句、リード文、キーワード、結び方を示すことで、それをヒントにして文章を書かせるようにするのだ。
以上のような個別指導を意識して、文章を書くことのできる子どもにしていきたい。
では。