#665 何のために学ぶかを書く
学校の授業や学習は、子どもにとって「何の意味」があるのだろうか?
それは個人にとっても、社会全体にとっても、「ウェルビーイング」を実現するためである。
つまり、個人と社会のために、日々学んでいるのである。
子どもは、それを実感しているか?
子どもにとって、それが腑に落ちているか?
残念なことに、子どもは「受験のため」「親に叱られないため」「教師に言われるため」学習をしているのではないだろうか?
それはまさに「外発的に動機づけられた状態」である。
これを打破しなければならない。
内発的に学習を楽しむ存在に育てなければならない。
そのためには、「各教科等の学ぶ意義・意味」を理解してもらう必要がある。
なぜ国語を学ぶのか?
なぜ算数を学ぶのか?
なぜ英語は学ぶのか?
など、各教科等を学ぶ意義・意味を考えられるようにする。
考えたら、紙に書かせる。
それを共有する。
そうすれば、様々な「学ぶ意義・意味を整理し、みんなで理解することができる。
それを授業開きの時期に、ガイダンスとして位置付ける必要がある。
学ぶ意義・意味を実感できれば、内発的に学習に取り組むだろう。
しかし、その過程を踏まえずに、いきなり教科書で学習を始めるのは望ましくない。
まずは「学ぶ意義・意味」を理解する「エンゲージメント期間」を用意するのである。
それが「学びのエンジン」になる。
学習意欲につながる。
そして、教師は「一斉授業」を極力避ける。
子どもに自律的な学習者になってもらうため、学び合いを導入する。
こうして、学ぶ意義・意味を念頭に置きながら、自分たちで学習を自律的に進めていくのである。
ぜひこの取組をし、子どもの学習意欲を高め、自律的な学習者に育てていきたい。
では。
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